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2008-09-06

「キャプテン エル・ドラまコ」第十七話

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 プリマス強襲回避の謎について私見をまとめると、先ずプリマスまで来た時のメディナ・シドニア公の判断は「物資は十分だし、初期の予定通りカレー到着を急ごう」。ポートランド沖辺りで不測の物資不足に遭い(同沖海戦の影響か)、カレー到着は困難と判断し、ワイト島を攻撃。失敗し弾薬も不足したので、再びカレーへ急行、という形になります。ガレー船は兎角必要人員数が多いので、食糧不足は特に痛かったのではないでしょうか。
 それにしても、海戦における火攻めってオーソドックスながら国と時代を問わず効果的なんだなあ・・・。
 今回特記したいのは、海戦以降目だった動きがなかったフランスをはじめ、英西両国以外の国が果たした役割についてであります。スペインと同じカトリック勢力であったフランスが、カレーでパルマ公を助けなかったのは、一重にマルシャモンの働きによるところが大きいと言えましょう。パルマ公を邪魔していたオランダはプロテスタントながらスペイン領に組み込まれており、独立を目指していました。オランダの私掠船がスペインの軍事行動を妨害する、というのは解り易い話です。また、カレーに近い現在のベルギー辺りはカトリック勢力が強く、独立を目指すオランダとは対立関係にあったので、オランダ私掠船がカレーに駐屯するっちゅうのは敵のど真ん中に入り込むようなものであり、度胸の要る作戦であったと考えます。ちなみにパルマ公はイタリア貴族。当時を代表するローマ・カトリックのパワフルな軍人ですが、海峡移動手段を準備していなかったところを見ると、イングランド本土への攻撃には余り乗り気ではなかったのやも知れません。いずれにせよ、イングランドとフランスの教派を越えた友好は、前者がアルマダの海戦を勝利し得た重要なファククターであったと考えます。
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2008-09-06

「キャプテン エル・ドラまコ」第十六話

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 上陸作戦の阻止に成功!
 ほんとラッキーな国ですな、イングランドは。あと、分艦隊戦略はそこそこ成果を上げたようです。フロビシャーの単独行動がワイト島上陸阻止に大きな役割を果たしたことは確か。
 さて。今回の話で改めて思うのは、「何でプリマス強襲を断念したのか」である。ここまでの戦況を見るに、カレーでの合流は決して難しそうではない。なのに、一路カレーを目指さずにワイト島強襲を選択する。それだけの余力があったなら、どうしてプリマスを攻撃しなかったのか。あくまでスペイン王の「カレーで合流せよ」、「無理だったらワイト島に上陸せよ」という指令に忠実でいたかったのか?だとしても、やはりカレー合流を困難と判断する理由が解らない。艦隊へのダメージはほとんど無い。赤痢と壊血病の問題も有るが、戦況を見る限り全くイングランドに引けを取ってはいない。ワイト島まで来たら、そのままカレーまで十分行ける状態だと思うのだが・・・・・・。と考えていたら、興味深い記述を見つけた。それについては、また次回。

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