2010-04-29

出島で蘭人と握手!!

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 そんなわけで、今月の「月末ブービー日歴史のコーナー」は出島です。
 実は「南蛮」の存在が好きなわしにとって、出島は何かの機会にはいじってみたいテーマでございます。
 ここに清朝の貴金属需要や朝鮮、琉球をめぐる冊封関係まで混じってくると堪りませんが、とりあえず、今回はこのへんで。
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theme : 歴史
genre : 学問・文化・芸術

2010-04-29

春と言えば新人。

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 レズの先輩が可愛い後輩に目を付けて興奮する様と言うのは90年代からよくある構図ですがたまりませんなあ。

theme : 自作イラスト
genre : アニメ・コミック

2010-04-27

遂に九州へ!

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 ひゃっほーう!「真兵衛」だ!!これが一番わしらしいパロディの仕方と言う気もするな!!!
 御存じない方、話の筋を忘れてしまわれた方は、拙ブログの「アイマス」カテゴリをご覧頂けますと嬉しゅうございます。
 南蛮モノでテンション上がりまくりですぞ。

theme : アイドルマスター
genre : ゲーム

2010-04-27

そんなわけで遅ればせながら『蒼穹の昴』感想。

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 遅ればせながら『蒼穹の昴』感想である。
 今回は康有為と日本の清朝侵略の経緯に対する認識の二点について、ドラマの描写にツッコミを入れてみようと思う。
 先ずは康有為から。世界史Bをやれば絶対に耳にする名前で、科挙に合格したのはわりと遅めで、伝統的な価値観から言えばずばぬけたエリートとは看做し難い人物だ。そんな彼がどうして著名になったかと言うと、光緒帝のブレーンになったからである。
 日清戦争の敗戦から、軍備だけでなく国家のシステムそのものを近代化する必要があることを認識した光緒帝は、それをどうすれば良いのか悩んだ、とされる。
 個人的には、実際には光緒帝は敗戦について「なんで負けた!?敗因が解らん!」ぐらいの認識だったんじゃないかと思うが、とりあえず、敗戦の原因がシステム面の近代化にあることに気付いていたことにして、話を進める。
 そんな光緒帝に、我が意を得たり的な上奏文が上がる。作者は康有為。実は彼は何度も上奏していたのだが、科挙官僚ではなかったので揉み消されていたそうな。
 康有為の主張の中で目立つのは、立憲制の確立と国会の開設である。他にも色々と近代化政策を述べているが、ぶっちゃけ当時の有識者であればそれなりに認識出来ていたことであり、特筆するほどのものではなかったと思う。立憲制も実は同様だが、康有為のオリジナリティは、それを一気に立法機関たる国会の開設までトばした点だと思う。
 立憲制が確立することと国会の開設は決して同義ではない。立憲制では憲法が全ての人間とその倫理の上位を占め、人が法に仕える社会となる。と聞くと物凄く息苦しそうだが、そうでもしないと一部の権力者や資産家がジャイアンよろしく自分に都合の良いルールだけを押しつける世の中になってしまうので、中央集権化して中央政府がしっかりと均質な「国民」を庇護するには大事なことなのだ。
 さて。そんなわけで立憲制は近代化のキーの一つなのだが、だからと言って前近代国家で国会を開けば良いと言う物でもない。何故なら、非常に言い難いことだが、国会にやってくる「国民」の代表が全て憲法を制定するにふさわしい能力を有しているとは限らないからだ。
 国会では憲法を作る。立憲制では最高の権威を持つ憲法を作る。だから一部の人間だけで作るのではなくみんなで作る。色んな人達が色んな思惑をないまぜにしつつ、妥協点を模索して、作る。これは正しい。ただし、全ての人間が基本的に地方分権ではなく中央集権を重んじていれば、である。だって地方分権にするなら中央政府が均質な「国民」を庇護することは出来ない。地方政府がそれぞれの属領の民を庇護する。
 なんだか高校の政経の話みたいになってきたので、『蒼穹の昴』に話を戻す。
 光緒帝は、康有為の提案にシビれた。そして、これこそが清朝再興の妙手と見た。かくして康有為は一躍歴史の表舞台に飛び出すのだが、ここから先は世界史B未履修の方にはネタバレになってしまうかも知れないので、伏せておこうかと思う。
 次に、日本の清朝侵略の経緯について。
 ドラマ中で西太后が、今までは西洋が襲って来たがついに日本にまでやられた、と嘆いていた。まるで日清戦争が最初のケンカのような台詞だが、実際には台湾出兵があるので、これは語弊がある表現である。ただし、一般の中国人にすると、日清戦争ではじめてまざまざと「東洋鬼」に負ける自国の情けなさを思い知ったのだろうから、そう言う意味では正しい。でも西太后がまさか台湾出兵の際に日本の近代化に気付いていなかったとも思えないので、やっぱり変な感じである。
 そんなわけで、遂に光緒帝のターンが巡ってこようとしている『蒼穹の昴』。ほんと、今からでも十分見どころが有るので、是非、御視聴を!
「それよりプロデューサー、この光緒帝は女性に対して余りに、なんと言いますか・・・・・・」
 確かに、女性ファンには嫌われそうじゃよね、でもわしはまこまこりんにあんなこと言わないよ!でへへ。

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genre : アニメ・コミック

2010-04-25

この辺はまさに今が旬の漫画がございますな。

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 本当は昨晩も『蒼穹の昴』を視聴したのでそれの感想を書きたいのだけど、なんか酔いが回ってそのまま寝ちまったので、とりあえず今日は『龍馬伝』からやっちまおう、とか。
 そんなわけで『龍馬伝』感想。
 今回は容堂のキャラ付けがメイン。竜馬の方は江戸(≒さな)ときっぱり別れを告げるだけであった。実際には、竜馬はもっとドライに別れたと思うのだが、どうか。これはあくまで個人的な妄想である。
 さて。
 鯨侯と呼ばれる程に酒が好きだった土佐の怪老、容堂。もし「アイマス」でパロしたら間違いなくあずささんであろう容堂。キレ者だが視野狭窄に陥っている清流派の武市は千早で「格差社会」と戦うのだろうか。ああ、でも千早は下戸じゃないしなあ。
 それはともかく、容堂についてはやはり司馬のキャラ付けが未だに大きな影響力を持っているようである。個人的に好きなタイプなので、全くもって楽しい。
 さて。
 今回も史実厨的な部分をねちねち書こうと思うのだが、残念と言うか何と言うか、書きたいところが、今現在、漫画として連載されているため扱い辛いw
 何かと言うと海軍学校の件で、前回も少し紹介したが、これを舞台にした漫画が「月マガ」にて連載中なのである。『幕末めだか組』と言う。その全てが史実なわけではないが、何せ作画担当者が幕末モノに通じているから生活描写に妙に説得力を感じてしまう。良作である。
 今回のドラマでは、勝が各藩から生徒を集めていた。国民国家ではないので、中央が立てる学校に入れる場合、生徒は各地方政府の監督下から出る必要がある。めんどくさいことである。そんなことしてたら当然学内で藩別の派閥が生じる。幕藩体制を解体して国民国家にする前に明治維新をやっちまったので、明治政府は藩閥政治に陥ってしまったが、これも同じことである。
 大政奉還が成った時点で、藩を解体して中央の合議に基づく中央集権型の体制への移行も可能だったのだから、わざわざ戊辰戦争なんかしなくても良かったじゃないか、徳川家が大きな力を持つと言っても中央で実務をこなせる官僚集団を抱えていたのは徳川家なんだからしょうがないじゃないか、と思うのは佐幕派に過ぎるだろうか。
 それはともかく。
 かの『幕末めだか組』は、こうした学内における藩別の敵対意識がどのように顕現・消化されてゆくのかを描いている作品である。それは、単に意見の違うもの同士が共存を計る「ゲーム理論」的な話ではなく、くどいようだが藩と言う地方政府に庇護されていた民が日本と言う国家の「国民」になってゆく過程とも言える。
 こうした混乱を経て幕府の軍事面の近代化は進められ、陸海軍両面において一定の成果を得る。ドラマは、まさにその海軍誕生の瞬間を描こうとしているものであり、益々楽しみである。
 なんかドラマと『幕末めだか組』のヨイショばかりしている気がするが、決してわしはその筋の回し者ではないことを付記しておくものであるw

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genre : アニメ・コミック

2010-04-23

気分爽快ですわいな。

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 ああー、気持ちがまったりとしてさっぱり。穏やかなのに涼やか。酒が美味い。
 しばらくはだらだらラクガキでもします。
 こう言う時、集団制作なら互いに健闘を讃え合う喜びがあるのでしょうが、今は個人制作なもんで一人でにやにやしながら幸せな気分に浸るのも、これはこれで味わい深いなあ、と感じています。

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genre : アニメ・コミック

2010-04-23

完成致しましたので御報告申し上げます。




 やっと出来ました。
 色々思うところがあるのですが、先ずはめでたしと言うことでゆるりとしたいと思っています。
 また、毎度のことにて恐縮ですが、コレの作者であるところのPとわしことminoは、別の人格と言うことで宜しくお願い申し上げます。

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genre : アニメ・コミック

2010-04-21

最近歴史番組が多くないですか。

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 気のせいか、最近歴史番組が増えた気がします。
 歴史そのものの番組もあるけれど、美術番組なんかでも現代美術じゃなくて近世以前のものを扱うことが多かったり。
 そう感じている一番の原因は、『蒼穹の昴』に『タイムスクープハンター』と今期はまさにわしにド真ん中ストライクな番組がござるからでしょうな!
 なのにこの辺のキーワードで色々と探っても今一つ同志(ぶっちゃけ「アイマス」厨)が少ないのはどうしたことか。
 わしとしては、そんなに相性が悪いもの同士とは思えないのだが、それが普遍的な感覚であればとっくにそうなっているわけで、やっぱり現実の通りなのでしょうな。
 ああ、まこまこりんと北京行って紫禁城で後宮を物色しながら徘徊する皇帝と宦官ごっことかしたいよ。
 なんか疲れているみたいなんでそろそろ寝ます。

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genre : アニメ・コミック

2010-04-21

グラタンとかラザニアとか焼いている二次元ギャルはかわいい気がする。

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 こりゃ全くの偏見なんじゃけどね。
 二次元ギャルが料理するなら肉じゃがとかもいいけど、グラタンとかラザニアとか、イタ飯のオーブン物だとかわいい気がせんだろうか。
 大昔のアニメ版「東鳩」であかりがラザニアらしきものを焼いていたが、あれは美味そうだった。でもあかりよりマルチ派であった。なんでイタ飯のオーブン物だとこんなツボるのだろう。確かにわしゃあの手合が好きじゃが。「サジタリウス」の刷りこみか何かか。

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genre : アニメ・コミック

2010-04-19

もう一息でございます。

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 あと一息でございます。もうほとんど微調整でございます。何かと言うと例の動画でございます。
 正直、この最後のツメが、辛くも楽しい。
 それと同時に、もうすぐこの作品の制作もゴールなんだなあ、というどこかしみじみした気分にもなったり。
「毎回おんなじこと言ってますよ?」
 解っちゃいるさ。
「プロデューサー、それもいいですけど、そろそろお風呂に入らないと・・・」
 ああっ、そうか、明日も早い上に今夜は『タイムスクープハンター』だったね、まこまこりん!

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genre : アニメ・コミック

2010-04-18

「国民」の誕生。

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 今週も大変面白かったですな、『龍馬伝』
 毎度のことながら、この作品は、当時の人間が目に見える形、または手に触れられる形で「近代」に接触する時のショックを描くのが本当に上手いと思う。咸臨丸に乗った竜馬の異常なテンションは、決して誇張表現ではないだろう。それまでの価値観では考えられないような、いやでもモノの見方に転換を強いる存在に触れる瞬間とは、あのようなものだろう。例えばコントローラーが自律しているダッチワイフアンドロイドのエロゲーが出たらどう思うか、と考えると、なんとなく理解出来まいか。逆に解り辛いですな。じゃあ「攻殻」の電脳化が現実になったとか。それはなんとなくあと100年くらいで出来そうだよなあ。理工系は全然解らんので良い例が浮かばんのう。タイムマシン、だと夢物語に過ぎるか。いや、でも当時の一般人が蒸気船を見たらそのぐらいのインパクトが有ったのかもしれない。
 それはともかく。
 本日も史実厨的な感想を書き留めておきたい。
 今回の話は、近代化の過程を、教科書のように解り易く描くことが出来ていた。
 竜馬は近代化の二つのキーを手に入れた。一つは制度・技術の輸入だ。軍艦を買うのではなく、造り動かすには邦人の専門家が要る。専門家を獲得出来れば海防は成る。そしたらより対等な条件での国際関係が構築出来る。これを軍事に限らず、様々な面で行えば良い、と言う考えだ。
 しかし、これだけでは近代化は達成できない。何故なら国民国家になっていないからだ。
 以前も書いた気がするが、国民国家とは、ある国に属する民衆が均質的な「国民」として中央政府により平等に庇護それる状況を指す。幕藩体制はこれに当たらない。民衆は朝廷でも幕府でもなく、藩に属しており、藩が民衆を庇護しているからだ。
 これだとなんで近代化出来ないか。簡単に言うと国家単位で動くことが出来ないからだ。例えば、幕府が徳川家の軍隊ではなく、日本の軍隊として陸海軍を編成したとする。当然旗本だけではなく全国から兵隊を集めるわけだ。すると、編成は各藩ごとに行うことになるだろう。指揮系統は混乱するし、実戦に際しても各藩の利己的な思惑が効率的な作戦を阻害するかも知れない。補給も各藩の財力によって多寡が生じるだろう。こんな寄せ集めの傭兵団みたいな軍隊と、指揮系統がばっちりトップダウンで通っていて、補給も均質・安定した軍隊が戦ったらどちらが有利か。推して知るべし。
 軍事に限らず内政も同様だ。解り易いように極端なフィクションで喩える。幕府が「今後のことを考えると、全国一律で消費税を10%にしなければいけないので、そうする」と言っても、いくつかの藩が「それはうちの内情と合わないから断る」と実施しなかったらどうなるか。例外を認めてしまうと、他の藩が「じゃあうちも」と言いだしてくるかも知れない。無論、拒絶される前に幕府が各藩の内情を熟知しておく必要があるが、藩の言い分を一々聞いていたら地方への利益誘導に終始してしまう恐れがある。
 更に言えば外交でも、前近代のままだと近代国家は相手にしてくれない。幕府が正規の外交交渉の結果定めた条約であっても、藩が「それは幕府が決めたことでうちとは無関係です」と契約をシカトしていたら、どうする。そんな国と対等に付き合いたいと思うだろうか。
 このように、制度・技術を近代化し、近代国家から対等に扱われるには、国民国家を建設し、中央政府が直接、均質的な「国民」を庇護する社会を成立させる必要があるのである。そのためには地方政府の政治・経済力を削り中央集権化する必要がある。でないとどこぞの「藩主」どもがグルになって政党を立ち上げて、地方から国家を変えるだとか、地方独自の貨幣だの商品券だのを流通させるだとか言いだす世の中になってしまうのである。今更幕藩体制に戻ってどうするんだよ。
 閑話休題。
 そんなわけで、今回のドラマで、竜馬は近代化のもう一つのキーである国民国家の建設の必要性を理解した。この「西洋の軍備のマネ→技術・制度の獲得→それらを十全に機能させるための国民国家の建設」と言う流れを知ると、世界史Bの近代史の部分がウソみたいにすらすらと理解出来るようになると思う。本当は国民国家の建設以外に立憲制の確立も必要なのだが、とりあえずここでは割愛しておく。
 かくの如く、近代史とは国民国家建設の歴史であり、「国民」と言う概念が世界中で理解されてゆく時代なのである。中国では、これより遅く20世紀初頭に「中国人」なる意識が定着していった。
 ドラマで出て来た「日本人」や「中国人」、その他「国民」の概念は、愛国心と他国への敵対意識から生まれることが常である。これがやがてナショナリズムの過激化を促し、20世紀中盤に大悲劇を引き起こすことになるのは周知の通りである。
 この悲劇の反省から、今日、ナショナリズムはどこか危険なものとされている。しかし、本来ナショナリズムはその言葉通り「国民」(=nation)を意識するもので、これが無ければ国民国家の建設と維持は不可能なのだ。
 ナショナリズムに反対して、現代では地球市民だとか、それに類似した言葉が流行っている。どこか滑稽である。地球全土を統一している中央政府が存在してもいないのに、地球の「国民」になれよう筈が無い。ただし環境問題等地球規模で考えなければいけない問題に直面する時には、理念として正しいことは言うまでも無い。
 以上のように、今回の『龍馬伝』は近代史を理解する上で極めて重要なキーワードに満ちていたように思う。
 もし、本当に竜馬が同時代人として国民国家の必要性を理解していたのなら、商事に行かずに生き延びていて欲しかったところだ。

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2010-04-17

ああもうちくしょう!解っていても悔しやな!!

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 今週の『蒼穹の昴』は日清戦争であった。
 日清戦争についてはこれまで拙ブログでしこたま書いてきたことなので詳述は避ける。
 とは言え、やはり袁世凱との朝鮮の主権をめぐる交渉に失敗した陸奥宗光がテメェのケツを軍部たらしこんで拭かせてさも「義戦」面しているのは本当に解っていても口惜しい。口で負けたら手を出す。明治日本はアメリカの棍棒外交を笑うことは出来んな。
 もちろん当時の人々も、こうした日本の行動について熟知しており、李鴻章はまさにそこにかけていた。国際世論を味方に付け、また日本の進出を恐れる西洋諸国を介入させようとしていたのじゃよ。
 具体的には、ロシア、ドイツ、そしてあまり知られていないが満洲を狙っていたアメリカである。後の三国干渉の下地がこの時点で出来ていたわけだ。
 更に言うと、満洲が欲しいアメリカは日露戦争後の満洲の支配構造に介入するためにポーツマス条約締結に尽力したわけで、中国の伝統的な外交戦略である「以夷制夷」は近代においても機能していたと言える。
 その後、外交特権の維持のためには清朝のプレステージを保つことが大事、と認識した諸外国が経済侵略の手を休める中で、日本だけが好機と見て一人突っ走り手痛い目を見るわけだが、あれも見ようによっては「以夷制夷」だよなあ。ただし清朝がこれを意図的に行っていたのに対し、辛亥革命直後の国民党政権が同様であったかのについてはよう解らんが。
 それはともかく、やはり光緒帝の開戦への意気込みは、やはり空回りしていたと理解すべきだろう。理想主義的なだけで悪いヤツじゃなかったんだろうなあ・・・・・・。皇室に生まれたのが間違いだったのか、生まれた時代が間違いだったのか。
 何はともあれ、清朝は日清戦争に敗北。先進性の象徴とも言えた北洋艦隊を失い、「ああ、軍事だけ近代化してもダメなんだ」と気付く。以後、清朝は中央集権化や立憲制の確立、交通・金融インフラの整備等に取り組み本格的な近代化にチャレンジしてゆくことになる。それでもまだ何度か大きなズッコケを見ることになるのだが、何はともあれ北洋艦隊の壊滅は決して無駄では無く、とても高い授業料になったわけだ。
 特に中央集権化が大事である。北洋艦隊は李鴻章の私兵的性格が強かった。ドラマでは光緒帝が「予の艦隊」と言っていたが、そんなこた無いのである。ところでどうしてあれ「予」であって「朕」じゃないのだろう。
 日清戦争は敗戦であり、光緒帝の命令を李鴻章がすぐに実行しなかったのは上述の通りかなりスマートな反応とも言える。しかし軍隊であるのに上意下達に齟齬が有るのは不味い。やはり軍閥ではダメなのだ。正規軍でなければ。つまるところ、地方官が独自に財源と軍事力を保有せず、全て清朝中央政府が管轄出来なければいかんのだ。しかし、結局清朝は北洋艦隊の母体である北洋軍閥を完全に解体することが出来ず、袁世凱が歴史の表舞台で大立ち回りを演じることになるのは周知の通りなのじゃよ。
 そんなこんなで、日清戦争は近代中国史を語る上で決して軽視出来ないターニングポイントなのである。
 そのターニングポイントで光緒帝が果たした役割を見ると、現代中国における彼に対する評価には疑問を持っても良いと思うのである。ちーちゃんだと思うと凄くかわいいんだけどね。
 次回、いよいよそんな彼が西太后から政権を奪取するようで、益々面白くって参りました!てか史実に沿うならば絶対面白くなるので、みんなで見ようぜ!!

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2010-04-17

で、「ふたご姫」の新シリーズはまだかね?

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 もうぼちぼちやっても良いだろうよ、「ふたご姫」の新シリーズ。
 だってあれじゃ、諸兄姉は消化不良だと思わんかね。
 第二部が始まって間もない話で、ファインが自分とレインの違いを自覚するシーンが有りましてな。てっきりわし、ふたご姫は第一部はただの仲良し双子で、第二部ではそれでも二人は違う人格であり何でもかんでもおんなじ見方が出来るわけじゃないことが描かれるとばかり思っていたのである。
 でもそれは思い違いだったようで、結局双子の食い違いとか、絶対に交わることの無いパラレルな部分とかは最後までテーマになりませんでしてな。
 あれじゃあふたご姫の見かけを変えた意味が無くね?もちろんファインとレインは全く同じ性格ではないんだけど、この程度の違いなら亜美真美みたいにしても良かったじゃん、と。てか亜美真美は一見そっくりなのに肝心なところできちん別人格であることを主張しているのが凄いと思うのである。
 その点「プリキュア」は見た目からして白黒はっきりしていて、全く価値観が違うもの同士でも、互いに混ざってグレーになるのではなく、それぞれの個性を保持したまま理解し合える様が描かれていたように思うわけで、やっぱすげえなあ、と考えるのじゃよ。
 そんなわけで、「ふたご姫」はふたご姫が互いに別の人格を形成して相違を認識・理解し合うようにならない限り未完の物語に見えてしまうわしであった。
 あとはチームサンバがわしのエターナルソーラーキャノンで子作りに励めば天下泰平と言う物である。
 酔っぱらうと昔のアニメを思い出して欲情するなんて、ふしぎふしぎー!!

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2010-04-15

女の子同士仲良くしなさい。

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 JSとかJCとかJKとかが本当はそんなに仲良くないのに友情ごっこする様は、如何ともしがたい。
 しかし友情ごっこの過程でハグしたりすんのはちょっと違った意味で如何ともしがたい。
 結論としては、とにかくもう何でも構わないから女の子同士仲良くしなさい、という一般論に落ち着くのではないだろうか。
 だからあれだ、「アイマス」も続編が出る時にはアイドル一人を任意でPCに選択し、あとは恋愛ADVにすればいいんじゃね?
 友情が愛情に変わるとイメージレベルが跳ね上がるのですよ。

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2010-04-15

新番組は『タイムスクープハンター』新シリーズに注目。

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 先ずは前回の訂正。
 てっきり新約かと思ったら新訳だったのじゃよ。いや、「Z」の話。
 んで。
 制作の方はちょこちょこと「ぼっとしてわししか気になっていないのでは」と言うような調整を繰り返したりとか、そんな感じです。
 んで。
 ぼちぼち新番組が軌道に乗り始めた昨今、皆様如何お過ごし?
 わしの今期のイチオシは『タイムスクープハンター』の新シリーズですわ。
 以前、一度ここでもご紹介した記憶が有るこの番組。新シリーズが始まったのじゃよ。
 御存じない方のために一言添えると、タイムスクープハンターを名乗る未来の密着取材記者が、各時代の名も無き人々の活動をドキュメンタリー調でお伝えする、と言うなんだか良く解らない三流SFみたいな番組。
 と見せかけて、実はとても良い出来の歴史番組である。
 テレビで歴史を楽しむ時、これまでだと大別して次の三パターンが存在していた。
 先ず大河ドラマ等のドラマ系。一番メジャーなヤツですな。
 次に、歴史ドキュメンタリー。今だと『歴史秘話ヒストリア』とか。
 最後に、たまに民放でやる「~だったかも知れない!」系。秀頼は三成の子だったかも知れない!とか。
 あと、NHKの講座モノがあるが、如何せん拙ブログをご覧の諸兄姉の年代だと視聴するのが難しい時間帯だと思うので、割愛。
 さて。『タイムスクープハンター』は、この三種類の内、第二の歴史ドキュメンタリーの系譜に属する。
 これが『歴史秘話ヒストリア』等と違うのは、フィクションの無名の人物を出すことであえて人物中心の史観ではなく社会経済史的な視座を有していることだ。
 これまでの歴史ドキュメンタリーだと、歴史上の有名人に光を中てて語ることが多かった。これはこれで正しい。なんだかんだ言っても歴史のキーパーソンと言うのは居るし、キーパーソンに着目しなければ理解出来ない変化は有る。絶対に有る。
 一方で、80年代辺りから、有名人ではなく、社会経済の動向から歴史を考察しようと言う動きが活発化した。たとえば新聞の発行部数と配達範囲から識字率の変遷を読み取ろう、とか。
 件の『タイムスクープハンター』は、まさにこうした視点を持った歴史ドキュメンタリーなのである。有名人が英雄的な行動を執ってどうたら、ではなく、当時を生きた無名の人々が直面していた様々な出来事をドキュメンタリー仕立てで物語っているのである。
 と書くと、「はん、要は地味な良い出来の通好みの番組と言うことね。はいはい」と思われそうだが、それはそれでわしはかまわないとして、とりあえず一回はご覧になることを強くお勧めする。
 地味な話を、飽きさせずにしっかりと最後まで見せる工夫が随所に施されている。『ガイアの夜明け』とか、あの手合が好きな方はハマると思う。
 放送時間も程良いので、録画しておいて酒のつまみ代わりなんかにすると最高と考える。
 史実厨の方にお勧めなのはもちろん、歴史ドラマ好きの方には今までとは違った歴史の楽しみ方が発見出来るかも知れないし、歴史嫌いの方もこれならば現代ドキュメンタリー感覚でお楽しみ頂ける筈だ。
 あと、個人的に、こう言うのを「ニ○マス」でやったら新鮮で面白いんじゃねえかな、とも思うので、「ニ○マス」Pにも見て頂きたいところだ。
 先ずは、是非、お試しあれ。

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2010-04-14

そして「Gスピ」は続く。

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 もういい加減こちらにいらっしゃつている諸兄姉にはうんざりだろうが、書く。
 これ面白いのか?解らん!解らんものをコンマ何秒単位でちょこちょこといじくりつつ完成を目指す作業。
 嗚呼。
 それはともかく。
 息抜きにとやっていた「Gスピ」だが、気付いたら「ZZ」に入っていた。
 てか「Z」が新訳版みたいでびっくりした。「みたい」と言うのは、実はわし、見ていないからである。あくまで個人的な見方なのだが、「Z」はエンディングは、カミーユがああなることで、なんかすっとしたのじゃよ。これは多分、わしがジェリド好きであることに由来すると思われる。だから映画を見ていない、と言うわけではない。元々出不精なもんで、映画を積極的に見に行こうとする習慣が無いだけだったり。てへへ。
 それはともかく。
 このゲームはミサイルさえあればどうにかなることが判明した。
 メガ粒子砲もファンネルもダメだ。火力が高かったり射程が長かったりするのは嬉しいし、ボス級と戦うには便利だが、雑魚はミサイルに限る。
 その最大の理由は、前述の通り命中弾数によってダメージが累積する点に在る。腕の良いパイロットなら、一発では大したことのないミサイルでも8発くらい撃てば6、7発は中る。そしたら大体ワンパンチ終了。
 そしてこのゲームは、ボス級よりもでかい火力を持った雑魚がわらわら出て来る方が怖い。何故なら今作は支援攻撃が物凄く有効なので、ボス級の敵でも上手くコンポが決まれば一撃なのだ。ただしノイエ・ジールは半端なく強かった。0083のころにIフィールドってチートも良い所だった。しかしノイエ・ジール以外は、今のところそんなに怖いのはいなかった気がする。むしろドム系の群れが中ると痛いバズーカとかをハッピートリガーでバカスカ撃ってくるのが一番怖い。エースなら先ず中らないが、それでも5回以上攻撃されれば中りもする。そして3発中ったらもう覚悟。
 そんなわけで、雑魚を一撃で沈められるミサイル搭載機こそが強いゲームである、と理解した。
 結構楽しいっスよ。

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2010-04-12

いつものダウナーじゃよ。

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 制作終盤。
 いつものことだが、もう、面白いのかどうか全く解らん。
 今回は枚数が多いのかどうか知らんが、並べるのに妙に時間がかかる。音響とのタイミング合わせも難しい気がする。
 苦労すればするだけ面白くなるのなら良いが、そうとも限らないのがコレの楽しいところでもありましてな。
 毎回同じ例え話をしていますが、焼き物と似てると思います。窯から出て来るまで何も解らん。
 この不確実性が良くもあり悪くもあり。
 果たしてどうなることやら。
 とりあえず、そろそろあがって、風呂入って、寝ます。

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2010-04-12

買うから造るへ。

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 極めて私的なことだが、前回のラクガキの日付を間違えてしまった。パソコンの元のデータは修正出来るがアップしたものは出来ないだろうなあ、と思ったら出来た。凄いなFC2。
 それはともかく。
 今週も『龍馬伝』について徒然に思うところを書いてみようと思う。
 とは言え、今回はラブドラマが核だったので、映像作品としての出来は申し分ないがわしが突っ込んでみたいところはほとんど無かった。
 強いて言えば、勝が軍艦を建造しようとしていることを知った竜馬の驚きぐらいであろうか。
 当時の日本では、一般的に、列強が持って来た黒船は恐ろしいものであり、そして撃ち払いたいものであった。その一方で、黒船そのものの機能に着目し、これを日本でも保有しようと考えた者たちがいたことも事実である。
 これは清末期中国にも言えることで、阿片戦争前後の段階では外国の文物は全部ダメ、とした強固な保守思想が大勢を占めていた。これが太平天国の乱を経て「ああ、軍事に関してはもう近代化は急務だ」と言うものに変わってゆくのである。
 恐怖と嫌悪の対象を単純に排斥しようとするだけでなく、対象そのものを観察することは大事である。犯罪者を刑法に照らし罰することは大事だが犯罪が起きるまでの過程を知らなければ、それはただ犯罪を量刑別に分類しているだけである。個人的には、成人した国民全員がこれを出来るようになってこそ、初めて裁判員制度は正常に機能すると思うのだが、それはさておき。
 竜馬が作中の時点で黒船を排斥対象としてだけでなく、既存の軍事・交通に大転換をもたらすインフラであると理解出来ていたかは断言し難いだろう。一方で勝がその意識を持っていたことは確かである。
 勝は軍艦を購入するだけでなく、造船所にも関心を示した。これは清朝でも同様で、李鴻章らも造船に力を注いだ。
 軍艦の購入と造船所の建設では、後者の方が時間も金もかかる。ならば購入で良いではないか、と思うが、長期的には自前で建造出来る方が遥かに効率的である。わしは軍事上のデメリットについては詳しくないので敵に軍艦の能力(速度や射程等)を知られていることぐらいしか思いつかないが、金の話をすると、外国で造ったものを輸送する時に莫大な燃料費がかかる。船を運んでくる船員達の人件費もかかる。そして決済通貨は外国建て、即ち金レートだろうから、銀本位制の当時の日本や中国は相当のダメージであろう。また軍艦には保険をかけることが出来ないので、万が一輸送中に事故った場合は全部パアなのではなかろうか。
 このように、国家百年の大計としては、軍備は買うより造る方が好ましいのである。
 ならば大金を注ぎ込んでさっさと造船所を建てよう!と言うことになるが、それは不可能だ。何故なら造船技術が無いからだ。となると、外国人技術者を雇用せねばなるまい。新兵器開発を外国人に任せ続けるわけにもいかないから、いずれは邦人にしなければいかん。
 そんなわけで、結局のところ、やはり教育は大事なのである。これは軍艦の建造のような工学的な分野に限らず、人文・社会科学の面でも同様であることは言うまでも無い。
 だからこそ、辺境の島国に過ぎない我が国は大昔から留学生制度を大いに活用してきたわけである。留学生制度が無かった江戸時代には、製糖技術のようなものでも中国の水準に追い付くのに凄まじい時間を要した。
 大分話が『龍馬伝』から飛んでしまったが、攘夷ブームの真っただ中で黒船を造ろうとした勝と、その後黒船で一儲けを企んだ竜馬の出会いをどう描くのか、楽しみでございますなあ。

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2010-04-11

うおーッ!清仏戦争ーッ!!

20100410.jpg


 作画が終わり絵を並べる段階に入った。
 さて。今週も『蒼穹の昴』が放送された。拙ブログでも、やはり同様に史実厨的な感想を書き留めておくことにしよう。
 今回のポイントは二つ。清朝の官僚登用制度と清仏戦争についてである。
 先ずは官僚登用制度から。
 今回、科挙学位を有しておらず自分の名前もろくに書けない商人が役職を金で買い、これが光緒帝にばれて大目玉を食らうシーンがあった。
 はっきり言って、これは先ずありえない。科挙学位を有していないで出世した人物もいるが、その多くは武官である。更に言えば、武官もそのほとんどが武科挙と言う武官登用のために科挙を通っている。
 確かに役職の売買はあった。しかし、自分の字が書けないような人物が文官に登用されるわけがない。何故なら、役職の売買が出来るぐらいの資産を持っている者がそこまで無学であることはまれだからだ。
 資産家階級がみな知識人だと言うのではない。科挙の学位は日本の学位とて同じで、いくつものグレードがあり、下位の学位であれば地方有力者なら取得しておくことが不文律だったからだ。
 科挙の学位を持つものは儒教道徳を体得している、とされる。金だけ持っていて科挙学位を持たない者は社会的に評価されなかったのじゃよ。よって、当時の地方有力者や資産家であれば、何がしかの学位を持っていることが多かったのだ。だからこそ、極めてきつく罰せられると知っていながらも不正受験する者がいたのである。
 結論を述べると、清末期の資産家階級は全員が知識人ではなかったが、その多くが学位の一つくらいは持っていた、ということになる。現代日本でも市町村長・議員や中小企業社長の息子がどんなにアレでも不良でなければ学士学位は持っているのとちょっと似ているかも知れない。学位のプレステージの背景に儒教道徳の有るか無いかでかなり違うが、イメージするならばそんなところだろう。
 尚、科挙はもちろん武科挙も通らずに国民的英雄となった武官が清末期にはいた。その代表的な二人が、次に紹介する馮士材と劉永福である。ちなみに劉永福の方が中国では名声が高いようだ。
 二人は清仏戦争の活躍で有名になった。と言う訳で、ここからは清仏戦争についての記述である。
 清仏戦争と二人について語ろうとすると、太平天国の乱から始めなければいけない。
 馮士材と劉永福は、どちらも元は太平天国軍の指揮官である。指揮官と言っても馮の方が年上で、劉が一兵卒の時には既にそれなりの地位に在った。
 劉永福は度胸と拳法の腕が認められ順調に出世した。もし太平天国の乱が鎮圧されなかったら、世の春を謳歌したことだろう。
 しかし、李鴻章率いる近代化された淮軍と西洋人部隊の活躍もあり、太平天国の乱は収束に向かった。清朝は太平天国軍の指揮官に投降を持ちかけた。
 馮士材は比較的早期に投降し、一転して太平天国軍の掃討を始めた。
 この時劉永福は太平天国軍で大隊長のような存在で、劣勢の中撤退戦を繰り返していた。
 劉永福が所属していた軍勢は馮士材らに追われるように南下し、やがてベトナムに逃げ込んだ。
 ベトナムで劉永福は独立し、他の同じように逃げて来た太平天国の残党を吸収。現在の中越国境内陸近辺に交通税等を財源に一大勢力を築き、やがてベトナムから陸軍少将に相当する役職を拝領する。
 そうしている内にフランスがベトナムへの侵略を始めた。劉永福はこれと戦い、二度のゲリラ戦で一方的な勝利を得た。この敗戦がフランスの国内でベトナムへの積極策の反省を促したと言うから、その勝ちっぷりや推して知るべしである。
 結局フランスは積極策を維持し、遂にベトナムの宗主国である清朝と開戦に至る。これが清仏戦争である。
 清仏戦争は陸海の両面で展開した。清朝は海戦ではボロ負けだったが、陸戦は連戦連勝であった。この連勝の立役者が、馮士材と劉永福なのである。
 開戦の前に、清朝は唐景と言うエリート官僚を劉永福投降の使者として派遣した。唐は科挙エリートのわりに豪放磊落で酒を好み、変わりものであったと言う。劉と唐は意気投合し、清朝は劉永福と馮士材にタッグを組ませたのであった。
 かつて自分たちをいち早く裏切り、追いつめていた馮士材と組むことになった劉永福。「若造がいきがりやがって、田舎じゃどうか知らんが本国ではお前なんぞまだまだよ」「肝の小さい年寄りがまだうろついてるのか、ようやるわ」と思ったかどうか知らんが、二人の間に全く負の因縁が無かったわけはないので、双方腹に何かを溜めこんだことだろう。
 しかし、そこはやはり苦労人と言うか、(実は)同郷と言うか、似た者同士と言うか、作戦上では見事な連携を見せ、清朝陸軍は勝利を重ねていった。
 フランス側ではこれを敗戦と見ており、いずれ不利な条件で終戦を迎えるだろうと予測された。しかし李鴻章ら北京が提示した条件はフランスに有利なものであった。この謎については、李鴻章が自分の北洋艦隊まで出撃させることになるのは嫌だったとか、日英の動向を見ているとこの辺で終わらせないと不味かったとか諸説あり、議論は定まっていない。
 こうして現代の世界史上の理解では清仏戦争はフランスの勝利と言われているが、実際の戦況は清朝の優位に進んでいた。今回ドラマで光緒帝が清仏戦争を清朝の勝利だと言ったのも、たまさかウソではないのである。
 ちなみに劉永福はその後日本の台湾進駐に際してまたゲリラ戦で抵抗したり、その時には唐景との仲が壊れていたりとエピソードにことかかないのだが、今回は割愛。
 さて。いよいよ物語は日清戦争へ向かう。日中共同制作のこのドラマがどのように演出するのか、楽しみですな。

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2010-04-09

作画終了ーッ!!

08_後奏17


 いやっほう!作画が終了したよ!で、これから並べる、と。
 ・・・・・・。
 楽しいことを考えるとする。
 さて。「MAGIUSアイドルマスターRPG」だが、技能について少し妄想を深めてみたい。
 春香の転倒があずささんの方向音痴と違いマイナスになっていないのは誤植では無い。春香にとって転倒は芸の一つだと思うからである。ひどいな。
 千早のメカ化は、使用することで「機械だから痛くない」とか「機械だから胸が無いのも仕方が無い」等ときつい現実から逃避する技能である。
 千早と雪歩が持つ根性は、通常の判定ではクリティカルが出ないと成功しない判定(=修正と目標値の差が12以上の判定)の時に、根性の数値分修正を加えられる、というもの。
 伊織のうさちゃんと亜美の真美は、平たく言えば分身の術で、数値の回数ダメージを代替したり判定を二回行うことが出来る。ただし、うさちゃんはいつでも無条件で使えるが、真美は使用時に2D6振って5以下だと代替等を拒絶する。ただし真美は数値分判定に修正を加えることも出来る。
 律子の眼鏡は、知的な判定の際に数値分修正が付く。ただし眼鏡を装備している時に限る。眠っている時や風呂に入っている時は使えない。
 美希の天才は、ファンブルをした回数分だけ使用できる。全ての技能と代替可能である。つまるところ、ファンブルの回数だけレベル10技能でなんでも判定出来るのだ。
 で。
 ここで気付いたのだが、「アイマス」ではダメージと言っても肉体にダメージを食らうことは基本的にあるまい。
 そこで、各キャラに精神力を持たせたい。これがゼロになると心がくじけて、動けなくなる。
 最大値20で平均が15としよう。春香:15,千早:12,真:17,雪歩:11,伊織:16,やよい:20,律子:15,あずさ:17,亜美:18,美希:19、といったところか。
 次に暗黒技能について、と行きたいが、考え始めたらぐちゃぐちゃになってきたので、とりあえずおいとくのじゃよ。
 んで。
 最後に、「天地無用」版にもあったキャラクター間のラブラブ度をステータスにしたい。
 最初はみんな互いにゼロ。ただしGMが認める限りで増やしておいてもよい。たとえば春香はPに最初から3点、とか。千早はやよいに2点、とか。
 ラブラブ度、という名前は余りに芸が無いので、「愛増ポイント」と呼ぼう。「愛増ポイント」は、ポイントの対象であるキャラクターのために行う判定に、ポイント分修正が付く。上記の例で言うと、春香が料理する時、修正値は能力値(テクニック)6+技能(料理)3=9となる。これがPのためだと、更に3増えて12になるわけだ。
 ポイントは使用する度に1減る。ただし最大値は変わらない。春香のPに対する「愛増ポイント」3は、使用すると2になるが、何かのイベントで1増えると、最大値が4になり、残りの使用可能ポイントが3になる。
 最大値が5を超えると「肉欲モード」になり、ことあらばすぐに押し倒そうとする。10で「獣欲モード」となり、常に相手のことしか考えられなくなるが、その代わり相手のいる場所に無条件でワープすることが可能となる。もちろんその時は、マンホールから出て来たとか、何か演出を加えて欲しい。
 この「愛増ポイント」が無いと、美希が覚醒出来ない。美希のメンタルは1であり、暗黒技能を使うにはメンタル判定で15を出さなければいけない。Pを思う気持ちが彼女を覚醒させるのである。やよいがめったにニゴらないのも同じ・・・ではないな。やよいは誰かのためにニゴるわけじゃないものなあ。
 なお、「愛増ポイント」はセッションが終わるとリセットされる。
 ふむ。
 レベルアップの概念が無いので、はっきり言って長期間遊ぶものではないな。一応アイドルランクとかを設けて成長を実感するのもよいが、アイドルとしての地位にばかり執着すると日常生活を扱うギャグシナリオはやりにくい。だったら最初からアイドル育成TRPGにすればよいのだ。
 あれ?なんでそうしなかったの?
 ・・・・・・。
 なんとなくだが、それってTRPGにしても全っ然面白くないからじゃなかろうか。育成TRPGだと「MAGIUS」で「リナの魔法教室」があるが、あれがTRPGとして面白いのは講師陣が「スレイヤーズ」シリーズのキャラクターだからだ。まさか「アイマス」でアイドル候補生にレッスンを教わるわけにもいくまい。プレイヤーがアイドルで目標がアイドルランク向上と決まっていると、やることはレッスンと営業、オーディションで、だったら箱○で遊べ、と。
 そんなわけで、「MAGIUS」で「アイマス」を出して欲しいなあ、と思うのであった。

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2010-04-09

はようねなければ。

08_後奏16


 色々書きたいこともあるのだが、調子に乗って作画していたらすげえ時間になってしまったので、寝ます。

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2010-04-08

もう少し考えてみるのじゃよ、「MAGIUSアイドルマスターRPG」について。

08_後奏08


 なんか気になったのでもう少し考えてみる。
 先ずは前回のおさらい。基本的には『MAGIUS』の「天地無用」をモデルとする。公式キャラクターをロールプレイするゲームで、勝敗はシナリオごとに特定の条件を達成出来たか否かで決定する。
 さて。
 とはいえ、このままだと本当に「天地無用」版の焼き直しである。どこかに「アイマス」らしさを出したい。
 では「天地無用」版のオリジナリティとはなんであったか。「天地無用」版は確か「in love」を含めて三冊あるが、基本的にはキャラクターの技能によって「天地」らしさを表現していた。
 ならば、先ずは「アイマス」らしさを技能で表現してみよう。

 その前に、『MAGIUS』を御存じない方のために技能についてご説明をば。
 『MAGIUS』では、ボディ、メンタル、テクニックの三つの能力値に、技能のレベルを足して判定を行う。能力値の最大値は人間で9とされており、技能は上・下限ともに無い。たとえば朝○竜をステータスで表すと、能力値はボディ8メンタル3テクニック7で、技能は相撲12礼節-5、といった具合になる。相撲で判定する時は、関連する能力値であるボディ8を足し、合計の20にダイス目を加えるのだ。

 では、早速「アイマス」キャラをステータス化してみよう。
 とは言え、全員やると凄いことになるので、とりあえず春香さんでやってみる。

・天海春香
 能力値:ボディ5 メンタル4 テクニック6
 技能:ボーカル1 ダンス0 ビジュアル0 料理3 恋愛2 転倒5
 暗黒技能:覇王80 意図的転倒20 音響兵器30
 暗黒余地:10

 いきなり妙なものを混ぜてしまい申し訳ない。
 暗黒技能と暗黒余地と言うのは完全にわしの創作である。とは言えモデルはあり、これまたやはり「天地無用」版である。「天地無用」版では、樹雷の力や鷲羽の発明等は、基本的に判定が不要なぐらい高レベルに設定されている。これらはよほどのことが無い限り使ってはいけないことになっている。「天地」のギャグパートだけでなく、シリアスパートも楽しめるように、と考案されたものと考える。
 この「アイマス」版でも、これと同様の高レベル技能を設定してみたい。ただし、「天地無用」版では使用頻度がプレイヤーの良識に委ねられていたのに対し、「アイマス」版ではこれにシステム的な制限を設けたい。
 PCがどうしてもここはなんとかしたい!と思った時、達成値15のメンタル能力値判定を行い、これに成功すると暗黒技能を使うことが出来る。例えば美希がPにセクシー攻撃しているのを見てぶちぎれた春香さんが暗黒化し覇王技能を使ってボコにする、とか。
 また、暗黒技能は1セッション中で暗黒余地の分しか使えない。これを超過した場合、キャラクターは暗黒面に陥り、GMが担当するNPCとなり、プレイヤーは使用できなくなる。PCに戻す場合には、キャラクターが暗黒面から復帰出来るようなシナリオを用意し、そのシナリオを成功させる必要がある。
 ふむ。なんだかますます楽しくなってきたので、予定を変更して全員分のデータを作成してみよう。
 技能の中には「それなに?」と言うものも出て来そうだが、とりあえずはフィーリングで。

・如月千早
 能力値:ボディ3 メンタル7 テクニック5
 技能:ボーカル3 ダンス1 ビジュアル-2 スルー3 根性5 メカ化3
 暗黒技能:ノミンゴス50 オヤスミンゴス85
 暗黒余地:5

・菊地真
 能力値:ボディ7 メンタル3 テクニック8
 技能:ボーカル1 ダンス3 ビジュアル-1 空手5 乙女-8 ジゴロ4
 暗黒技能:まこまこりん70
 暗黒余地:1

・萩原雪歩
 能力値:ボディ3 メンタル6 テクニック6
 技能:ボーカル0 ダンス-1 ビジュアル2 茶道5 土木5 根性3
 暗黒技能:雪歩様55
 暗黒余地:3

・水瀬伊織
 能力値:ボディ4 メンタル6 テクニック5
 技能:ボーカル1 ダンス1 ビジュアル1 ツンデレ5 罵倒3 うさちゃん1
 暗黒技能:マネーパワー90
 暗黒余地:1

・高槻やよい
 能力値:ボディ5 メンタル2 テクニック7
 技能:ボーカル0 ダンス1 ビジュアル0 ハイタッチ3 節約5 癒し5
 暗黒技能:ニゴり45 まっちょちょん50
 暗黒余地:8

・秋月律子
 能力値:ボディ5 メンタル8 テクニック4
 技能:ボーカル0 ダンス0 ビジュアル1 事務7 統率5 眼鏡3
 暗黒技能:からあげくんください15
 暗黒余地:1

・三浦あずさ
 能力値:ボディ4 メンタル5 テクニック5
 技能:ボーカル2 ダンス-2 ビジュアル3 セクシー5 マイペース2 方向音痴-5
 暗黒技能:JPY70
 暗黒余地:5

・双海亜美
 能力値:ボディ5 メンタル2 テクニック4
 技能:ボーカル1 ダンス1 ビジュアル0 暴走3 いたずら3 真美7
 暗黒技能:なし
 暗黒余地:なし

・星井美希
 能力値:ボディ3 メンタル1 テクニック2
 技能:ボーカル0 ダンス0 ビジュアル2 セクシー3 天才10 恋愛3
 暗黒技能:覚醒100
 暗黒余地:1

 とりあえずこんな感じである。
 各技能について色々と考えてみたいが、時間が来てしまったので、とりあえず今夜はこの辺で。

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2010-04-07

『MAGIUS』で「アイマス」とかどうよ。

07_ラストサビ54


 一時期、既存の作品をTRPGにメディアミックスしまくったことで有名だった『MAGIUS』。
 あれで「アイマス」とかどうよ。
 トップアイドルを目指すのも良いけど、「天地無用」のシリーズみたいに、スラップスティックな日常をロールプレイして、ゲームの勝利条件は毎回変わる(ある時間帯のテレビのチャンネル権を獲得するとか徹夜明けのPの下着を手に入れるとか)とか、そんな感じ。
 なんか楽しくなって来た。
 でも明日は早いので、とりあえずもう寝ます。

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2010-04-06

そして「Gスピ」は続く。

07_ラストサビ49


 その後ちょこちょこと「Gスピ」を進めた。
 今更だが、物凄くボリュームのあるソフトであることに気付いた。とても長い。嬉しい。
 一方で、MS開発がすぐに袋小路に入るのは気に食わない。鹵獲したザクをがんばって育てても、RFザクまで持って行ったら先が無くなった。ゲルググも同様。なんだよもう!と思っていたら実はギャンにするのが正解で、そこからガリバルディαになり、先が見えるようになった。なるほどね。
 いや、なるほどね、じゃないよ。ガノタには納得がいくけれど、そうでない人はどうするんだ。違うな、ガノタしか買わないソフトだからこれで良いのだ。
 でも、なるべくザクタイプのまま開発してもハイザックになってくれないのはいささか無念。ガイドブックを買っていないので、もしかすると開発ルートがあるのかも知れないが。
 あと、ネティクスとか言うガンダムが出て来た。初見である。なんかνガンダムっぽい。それなりに強い。ビットをみたいなのを搭載しているのでニュータイプを乗せると強いのだろうが、当然エルンスト機である。
 それから、最初期から購入可能なガザCを根気良く育てたらズサになったのだが、これがもう、無茶苦茶強い。このゲームではミサイルは命中弾数によってダメージが大きく変わる武器になっている。ズサだと他のMSがマシンガンやビームライフルを撃つぐらいの手軽さで8連装ミサイルをアウトレンジからバカスカ撃てる。8発も撃てばパイロットの腕によってはアベレージ5発は中る。しかも移動力が高いのでアウトレンジから爆撃しまくって飽きたら旗艦しまたすぐ出撃、と言うとんでもない使い方が出来る。
 以前遊んだ「アクシズの脅威V」と言い、ズサの再評価がブームなのだろうか。
 とりあえず「ズサつえー!」とおおっぴらに言うことが出来るこの時代、悪くは無いのう。

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2010-04-05

おお、甘口ではない竜馬。

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 竜馬の口当たりが良くない。
 等と書くと801の方に何かと御懸念を及ぼすかも知れないが、要は竜馬の描き方がシビアだな、と思ったのである。
 今更だがこれは『龍馬伝』感想である。
 さて。
 『龍馬伝』では、坂本竜馬を漸次的に、少しずつ口当たりを悪くしている気がする。最初はそこらへんに山ほど転がっている無垢な甘ちゃん、第一部後半は東洋曰く「お主、何か捨てたな」型。第二部に入って、一気に怖くなったように思う。正直ちょっとやり過ぎかな、と思うぐらい露骨に第一部とのキャラの違いを描こうとしていた。
 あくまで個人的な趣味の問題だが、竜馬の怖さは、あそこまでおおっぴらに見えなくても良いと思う。もっとこう、本人が目の前からいなくなり、誰も見ていない時に、モノローグでぼそりときついことをつぶやく、とか。性格悪かったと思うんだ、あの男は。
 作中で維新後の弥太郎が、竜馬を英雄として表現するだけなら何も話す気は無い、としていた。これが制作側の意図であるならば、やはり本作は要チェックであろうと思う。
 さて。
 毎度のことだが、ドラマとしての面白さについては拙ブログよりずっと良いものを書かれているところがござっしゃるだろうから、今回も史実厨的な感想を書き留めておきたい。
 毎週視聴されている方には、そろそろ「ああ、きっとあいつは、ここについてぐだぐだ書くんだろうな」と予想なされているのではないかと思う。今回は勝海舟の海軍建設論についてである。
 国防のために海軍が必要だ、と言うのは勝のオリジナルではなく、そもそもは清朝の李鴻章が打ち出した海防論に起源を求めることが出来る。
 列強は艦隊でやってくる。それに匹敵する海軍を建設することが肝要だ、と言うのはとても解り易い。しかし、それだけでははっきり言って「臭い物にふた」程度の効力しかないのは周知の通りだ。
 近代的な軍艦があっても、それを扱える人材が必要だ。だから軍学校を設立する。軍艦を買うにも軍学校で教官の講義を受けるにもテキストを用意するにも外国語能力が必要だ。だから外語学校を設立する。更に軍律を徹底するには、どんな権力者・資産家と深い繋がりを持つ兵士・将校であっても軍律の前には平等でなければいけない。だから立憲制を確立する必要がある。立憲制を確立するには近代法を学ぶ必要が有る。海軍の編成も各藩主や有力旗本の請負ではなく近代的な国民軍にせねばならず、そうなると中央集権化と国民国家化が必要となる。云々・・・・・・。
 このように、海軍を設立しまともに機能させるだけでも、軍事面以外での近代化がこれほどに必要になるのだ。
 とはいえ、「ふた」があればとりあえず「臭い物」の臭いを一時的にシャット出来るのは確かであり、やらないよりは数百倍マシであるのは言うまでも無い。問題は「ふた」で全てやり終えたつもりになってしまうことなのだ。
 さて。
 勝の「海防論」は、(少なくともドラマの中では)日本がインドや中国と同じような半植民地になることを恐れてのものであった。今日では、勝の海軍建設が功を奏し、日本はかなり早い段階で近代海軍を建設し、半植民地化を防いだ、とも言われているようだ。
 しかしそれは誤りで、実際には日本にもいっぱい租界はあったのじゃよ。本当は租界、租借地、居留地は全て違う言葉なので区別せねばならないが、ブログのネタなのでまとめて租界と呼ぶことを許されたい。
 ところが、現在でも租界と言うと最初に想起されるのは中国のもので、外国人が我が物顔で歩き回る半植民地と言うのがステレオタイプなイメージとなっている。
 その背景には明治日本が租界の回収をがんばったこともあるが、日本の租界が中国ほどに発達しなかったことも大きい。
 中国では、外国人が住む土地で会社を登記すれば、外国人に付与されていた不平等条約特権が適応されることになっていた。よって、中国人商人の多くが租界に住んだ。租界は決して外国人だけが住まう社会ではなかった。
 これに対して日本では租界に対する評価が低く、地価が上がらず、発達しなかったとされる。その理由としては次の二点が考えられている。一つは、明治日本が早い段階で不平等条約特権に負けないぐらいの民法・商法を制定出来たこと。もう一つは、中国は昔から土地の所有権と使用権の区別が物凄く明確で、租界といえども使用権の売り買いはかなり流動的な行われており、日本はそうでなかったことである。どちらも定説とはなっていないようなので、詳しい方から御教示頂ければ幸いである。
 そんなわけで、勝の「海防論」は日本の半植民地化を防ぐ決定打ではなかったと考える。大体幕府の近代海軍は榎本とともに北進(誰だ敗走とか言ってるヤツは!?)し、その後は件のごとくなったので、列強への示威には使えなかったと見て良いだろう。
 脱藩した竜馬は、いよいよ勝と運命的な出会いを果たすわけだが、勝の軍事に重点を置いた「黒船」観が竜馬の商事を重視した「黒船」観とどのように絡み合ってゆくのか。楽しみである。
 ・・・・・・ん?どうした、まこまこりん?
「・・・・・・『龍馬伝』は後藤象二郎が嫌いなんでしょうか?」
 んー、下手すると暗殺の下手人は御陵衛士でも見廻組でもないかもね?

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2010-04-04

今回は書きたいことが目白押し。

07_ラストサビ47


 最近、この『蒼穹の昴』感想と『龍馬伝』感想の時にカウンターの回転が良くなっている気がする。
 ドラマにはまった人が拙ブログに行き着いて下さっているのだろうか。
 それとも、まさか「アイマス」ファンの方が、拙ブログからドラマに興味を持って下さっているのだろうか。
 どちらにしても大変嬉しいことである。
 尚、個人的には、ドラマをご覧になった後にストーリーについての感想を書かれている諸ブログ様を巡回されてから、最後に拙ブログで「ああ、こんな風に見ているヤツもいるんだ。ヘンなの」と楽しんで頂くのが一番か、と思っている。
 では、感想を始める。
 今回の『蒼穹の昴』は書きたいことが目白押しである。
 先ずは、当時の外国新聞について。
 当時の中国で一番有名な国内紙はおそらく『申報』であろう。しかし、その端緒は外国人によるもので、実は中国と近代報道の関係は外国抜きで語ることが出来ない。
 『申報』の記事は、とても前近代国家の新聞とは思えないぐらい精密である。しかし新聞なので、やはり偏りがある。具体的には光緒帝改革や地方自治、辛亥革命が近くなると革命党寄りになってゆく。
 そんな中で、なるべく当時の中国を第三者的に見ていた新聞を探すとなると、『ノース・チャイナ・デイリーニュース』(以降N.C.Dと略記)が重要である。ちなみに日本国内で精査が可能だ。
 N.C.Dの記事は比較的中立だが、それでも西太后ら守旧派に対するイメージは悪かった。いわんや三流紙をや。
 今回は、こうした外国新聞の記者に李春雲が取材を受け、それにより、わがままで気まぐれで早く楽がしたいだけのかわいいばあさん、という西太后の真の姿が見えて来ると言う話だった。
 この西太后像だが、ウソのようだが今日の近代中国史研究を見る限り本当だと思われる。彼女に実務能力は無く、他に任せられる人間がいないから仕方なく政務を執っていた、と言うのが正しいだろう。
 また、ドラマの中で、春雲の取材内容を知った栄録らが、春雲は本当の西太后を知らない、と評した。これもまた真実で、彼女は決して傀儡ではなく、強いて言うならば動物的な勘で絶妙な人事をやってのけた。先進派漢人官僚を大量に登用しながら光緒帝に実権を与えないところなどは、その最たるものだろう。
 西太后の動向が外国人の注目するところとなり、彼女の贅沢ぶりが、結果として清朝の財政力と専制力を外国にアピールするものになっていた。
 この辺については、いつぞや拙ブログで書いた気がするので、ここらでやめておく。
 さて。
 春雲が宝物庫に入るシーンがあった。
 ドラマでは明代以降の秘宝がずらり勢ぞろい、みたいに描かれていたが、これはウソである。
 秘宝の多くが宦官によって密売されていた。宣統帝が・・・と、その前に少し脱線。
 宣統帝、いわゆる「ラストエンペラー」を、「満洲国」皇帝即位以前なのに溥儀と呼び捨てにするのは、戦後の歴史教育のミスである。だったら光緒帝以前の一世一元制下の歴代中華皇帝は全員下の名前で呼ばなければ、おかしい。退位後も、歴代中華皇帝は一世一元制下では元号で呼ぶので宣統帝とするべきだ。「満洲国」皇帝は中華皇帝かどうか議論が定まっていないので、これ以降はとりあえず便宜上溥儀と呼んで差し支え無いだろう。
 となると、一時的にではあるが中華皇帝に即位した袁世凱も洪憲帝と呼ばねばなるまい。実際そう呼ぶ人もいる。ただし袁世凱が樹立したのは中華帝国と言う国家であり、歴代王朝のように国号を持たなかった筈だ。となると、伝統的な中華皇帝とは区別しなければなるまい。たとえばドイツ皇帝は神聖ローマ皇帝なので伝統的皇帝位だがナポレオンのフランス皇帝はそうでないように。
 話を戻す。
 明代以降の秘宝が集積されている筈の清朝の宝物庫だが、多くが宦官によって密売されていた。カネは内務府の費用に充てられたり、ポケットに入ったりしたようだ。宣統帝が宝物庫の財宝が目録通りに存在するのか確認を命じた時に発覚し、物凄く怒ったと言う。
 さて。
 最後に、次回への伏線となった塩に関する役職について。
 塩に関する役職はとにかく儲かる。私腹を肥やすには最高である。
 何故ならば、そもそも公定の塩の価格がべらぼうに安いため、小売価格を二倍にしてもそんなに庶民の財布に響かず、すんなり熟れてしまったりするからなのじゃよ。
 たとえば、塩100gが1円だとしよう。これが明日から2円だと言われても「まあしょうがないか、悔しいけど」と思わないだろうか。これが100円から200円、1000円から2000円だと洒落にならないが。
 よって、塩の値段はかなりいい加減だった。公定価格が低かったので、塩税も緊急時にはよく引き上げられた。清末期の外国借款の担保にしばしば塩税が充てられたのも、こうしたフレキシブル且つ(生きてゆく上で絶対に必要な商品なので)確実に収入が見込める財源だったからだ。
 とりあえず、今回はこんなところである。
 次回も楽しみじゃ。
「プロデューサー、毎週土日が一番楽しそうですね」
 そんなことない。まこまこりんと一緒の時が・・・・・・。
「プロデューサー・・・・・・っ!」
 幸せ。

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2010-04-02

さて、新年度。

07_ラストサビ45


 色々と始まる季節ですな。
「プロデューサー、ほら、桜が咲いていますよ!」
 春じゃのう。

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