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2012-01-23

絹や砂金が賄賂として通用する。

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 今回の『平清盛』は、なんだかかったるい話でしたな。
 あんまし「俺は誰なのだ」とか「俺は世間に歯向かう」みたいなことでぐだぐだして欲しくないと申しますか。面白ければ良いんだけど、そんなに目立って良い脚本や演出じゃなかったような。

 さて。今回はちょっとだけ賄賂としてセリフにのぼった絹や砂金について書いてみたい。
 絹や砂金が賄賂として成り立つ時代なのである。
 そりゃ貴重品だから成り立つじゃん、と思われるだろう。
 では、試しに、ここをお読みの諸兄姉が賄賂を受け取る側とお考え頂きたい。
 貰うなら現金と宝石のどっちが良いだろうか。
 ます現金であろう。何故なら宝石は装飾品として有為だが、あくまでカネとして考えるなら換金不要な現金の方がありがたい。
 つまり、あの時代は絹や砂金が、現代の現金同様に、換金しなくてもカネとして機能したのである。
 これを等価交換財と言い、物々交換を乗り越えて、村落単位の小さな市場から都市間市場を生み出し、市場経済を成立させる重要なファクターとなる。
 そのように記憶しているが、間違っていると恥ずかしいなあ。
 んで。
 絹や砂金がカネというのは、現金がカネであるより困ることがあるのじゃよ。特に前者は、自分でつくりちまうこととかであろう。現代の感覚で言えば、お札を民間人が自宅でつくれてしまうようなものと思う。
 国内の現金総額と言うのは物価をコントロールする上で極めて重要であることは言うまでもない。有名な和同開珎のように、昔から政府は貨幣の現金化(なんか変ですなw)を望んでいたと考える。これを達成することも出来ぬほどに、日本は中央集権化が遅れていた、とも言えるやも知れない。
 こうなると、清盛が宋銭の大量輸入を意図した背景が見えてこないだろうか。

 とりあえず、今回の清盛のアレっぷりはとても春香さんらしい気がした。
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