2013-01-31
2013-01-31
2013-01-29
2013-01-28
きみ昨晩来てた?

昨晩、と言うより正しくは今日の午前中に見たと思われる夢の話である。
夢の話をし過ぎると色々アレらしいが、結構印象深かったので、備忘録も兼ねて拙ブログに書きとめておこうと思う。
ジュニアハイスクォーのころから仲良くして貰っているとある方と、どこか落ちついた洋風居酒屋でサシでのんでた。
枝豆か何か、手で食うものをまんでたんだけど、食ったあとに指先をおしぼりで拭う動作がとてつもなく、ぽかった。
カジュアルなんだけど派手すぎないジャケットとか、誠実な受け答えとか、それらもぽかったけど、とにかくこの指を拭う様でむちゃくちゃぽかった。
きみ、昨晩来てたのかね?んなわきゃない。
なんかもう、昨年の九月辺りからリアルがすごいことになっててなかなか会えませんが、今後ともどうぞよろしく。
あと、ちーちゃんも、こう言う時は結構こまめに指を拭うタイプとみたよ。
2013-01-27
黒船みたい。

今のところスピードダウンしていないように見える「八重」ですが、皆様いかがでしょうか。
今回一番面白かったのは、八重の兄嫁評だと思うのじゃよー。
ここで言う「黒船」というのは、自分の理解を越えた異常なものを指しているのだろう。
近年、江戸の人々は我々が思っているより進歩的で、黒船に大騒ぎをしなかったとされる。
それでも、やはり黒船は理解不可能なものであったと思う。
でかくて強い船であることは解っただろう。竜馬が「あれ欲しい!」と叫んだと言う逸話も、事実だとすればそういう意味で欲しがったのだろう。
しかし、これは黒船の機能面に対する理解に過ぎないのではなかろうか。蒸気船は天候や海流による影響を受けない(正しくは受けるけど反戦より遥かに少ない)遠洋航海の可能にする。陳腐な言い方をすれば「世界地図が縮まる」のであり、19世紀後半の帝国主義が反映した一因となった。蒸気機関は外交や軍事の在り方を変えたと言える。
こうした評価は、鎖国していた当時の国内における既存の価値観だけではなかなか得にくいものであったろう。佐久間象山はじめ多くの進歩的知識人が、幕末期にさかんに「世界」という言葉を口にするのは、こうした背景によるものと考える。
さて、八重である。
作中の八重にとって兄嫁は自分の価値観の枠外にいるような人間であった。かいがいしく働き、政治的な話には関わらず、まるで主体性がないような兄嫁の「機能面」に疑問を抱いていた。
では、八重は兄嫁のそうした態度を根底から成しているもの、兄嫁の態度を世間が高く評価している理由について、この時点で考えていたのだろうか。
その理由こそ、これから八重が、世間を敵に回して戦うことになる相手であろう。
更に言えば、正しくは八重こそが当時の価値観においては「黒船」だったのであり、その「機能面」しか理解できない世間と戦うのだ。
平たく言うと、今回は「お前がそれを言うのか」という回でしたな、と。そう思う。
あと、はるるんは兄嫁の価値観に納得しかねるだろうな、と思ったり。
2013-01-26
2013-01-24
す、スニッカーズ!?

ここんところ、またもやリアルの方がすげえことになりつつあるわしです。
そんな時にクリビツなニュースが。スニッカーズのレギュラーサイズ(と言う規定があるのか知らんが、いわゆる昔からあるスタンダードな100円くらいのアレ)が今年中に販売停止の可能性ありなんですと。メーカーが高カロリーゆえにミニサイズのみの販売にしたいらしい。
大ファンというわけじゃないが、「お腹が空いたら」の合い言葉に従い、それこそやたらめったら腹が減っていたジュニアハイスクォーの時は二週おきくらいに食ってたし、今でもたまに食うのでちょっとさみしい。
出来れば残して欲しいなあ。
あと、なんとなくはるるんは常備してそうとか、そんなことを考えた。
2013-01-14
これも「ならぬもの」の一つか。

さて、『八重の桜』第二回。
八重が砲術を教わるにあたり、思わず「その技術はちゃんと役に立ったよ。ほんとなら、役に立たなければよかったんだけどね」とか思ってたらうるうるしてきたらしい。
んで、こういったドラマのストーリーに関する感想はもっとちゃんと映像芸術をやってる方とかがしてらっしゃるだろうから、拙ブログではもっと細かい点を史実厨的につついてみようと思う。
勝が、西洋の技術と東洋の道徳で日本を強くする、みたいなことを言っていた。
果たして東洋のモラルのままで日本を強くすることは出来たのだろうか?
たとえば官吏登用制度の問題がある。この時期、すでに西洋では高等文官試験制度が完備されており、能力主義が台頭しつつあった。この時代の東洋のモラルがこれをゆるすだろうか。
高等文官試験制度は官僚の育成に寄与した。すなわち近代的な中央集権国民国家の基盤の一つと言える。東洋のモラルは、中国でこそ科挙制度によって能力主義が認められていたが、それ以外では当時だと年功序列を自由師する傾向が強かったのではなかろうか。
断言は難しいが、真に近代化するには、やはりモラルもまたそれに合ったものにしなければいかんのではなかろうか。
和魂洋才、という考え方には日本人としてのプライドを感じる。しかし一方で、どうしても、「西洋が優れているのは解るけど、きっと何がしか、日本人のが優れているものもあるばずだ!」という切ない願望が多く含まれているような気がする。
どれだけ西洋型の近代国家を目指そうとも、日本人には日本人なりのいいところが必ずあるはずだ、という望み。これを捨てるのも、当時の人にとっては「ならぬもの」だったのだろう。
一応付記しておくが、わしは日本を、決して劣った国とは思っていない。むしろ大政奉還からわずかあれだけの時間で、不完全ながらも近代的な中央集権国民国家に仕立て上げたことには感動を覚える。佐幕派なのにw
最後に、こうした和魂洋才的な考え方を勝が持っていたのか、という疑問にも触れておきたい。
あくまで個人的な感想だけど、多分、持っていなかったと思う。そしてもっとニヒリスティックだったと思う。「どいつもこいつも心根からしてダメだな。日本はなるようにしかならねえよ」みたいな。近代化の必要は感じていても実行するのは奇跡だろう、と。特に幕政に深く関わるようになってからは、そう思ったんじゃなかろうか。
それにしても、りっちゃんは勝にドンピシャだのう。
2013-01-13
2013-01-06
どうしても「ならぬもの」とは何か。

余りにも主人公が地味かと思わせておいて「会津史」とすることで一気に衆目をひいたような気がする『八重の桜』、ついに始まりましたな。
拙ブログではお決まりのネタになりつつある気がする「大河」感想、今年もやっていきたいと思います。
個人的に期待をこめて褒めたいのですが、楽しみはあとにとっておくということで、先に不安な点から。
全体に漂う偏った愛国感(作中では会津を「国」としているから郷土愛感と言うべきか)と妙な軍事主義的な雰囲気がちょっと気持ち悪い。
会津の話なのでそうなるのは仕方ない気もするが、国防に必要な要素に外交を挙げず軍備の拡張や軍制改革だけを話題にするのは如何なものか。ことによっては何がしかの意図を感じる。
主人公の実家の関係から軍事に重きを置かねばなないりは解るが、やはり、正直言ってやり過ぎな感じがして気持ち悪い。
あと、作品のメインテーマとなる気がする「ならぬことはならぬもの」の多用にも不安が残る。
この言葉、「ならぬこと」がどうして「ならぬ」のか考えないことを認めるようにも聞こえるのではなかろうか。思考停止的と言うか。もちろん、そんな薄っぺらい言葉ではないとは思うが。
んで、この「ならぬことはならぬもの」から、今度は本作への期待について述べたい。
恐らく、作中の人物はみな、それぞれにこの「ならぬこと」が異なる。それは開国、攘夷、佐幕、勤皇、公武合体と幕末期に生まれた様々な論理として顕現することだろう。
さて、主人公である新島八重は、その政治的な志向は置いておくとしても、女だてらに籠城したり、西洋風の婦人を気取ったりと、言うなれば当時の社会的タブーを破り続けた人物であった。
そんな彼女にとって、社会的タブーよりも重いものとは何か。どんな理由があっても決して許せないもの、「ならぬこと」はなんなのか。
筆者はここに、日本が近代化するにあたって、どのようなリスクを背負おうとも絶対に譲れなかったものの一つを見てとることが出来るのではないか、と期待している。
かつての傑作『龍馬伝』が近代化の「リアリスティック」な社会科学的な意義について論じたとすれば、『八重の桜』は「ロマンチック」な人文科学的な意義について論じるのではないか。
そんな風に思うのである。
もし中っていたとしたら、多分、それは「大河」初の試みであろう。それだけで傑作となる素質があるとは考えられないだろうか。
あと、なんだかんだで八重ははるるんだな、と思った。
2013-01-01
Powered by FC2 Blog
Copyright © 上海電波飯店 All Rights Reserved.