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2012-08-14

少しうるっ、ときたのじゃよ。

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 先ずは前回頂きました拍手へのお返事から。
 そこで笑って頂きありがとうございますwお持ちのヤツはわしもしこたまやりましたのじゃよー。あれ設定が違うシリーズごとに出していて、かゆいところに手が届く感じの良作だったと思います。
 今後ともお付き合い頂けましたら嬉しいです。


 さて本題。
 遅ればせながら「清盛」感想である。
 先ず、OPの映像が一部変わって、赤い疾風をまといながら舞う清盛がザン系の魔法を使いそうだな、と思った。
 しかしメインはやはり大輪田整備・福原遷都へと繋がる清盛の海上政策、その端緒が物語られたことであろう。
 作中でも説明があったが、対外貿易をおこなう港を首都に近づけることで物流が豊かになる。
 これは現代でも理解し易いことだろう。タンカーで運んで来た輸入品を日本領内で最寄りの場所におろすより、なるべく大都市におろした方が後で楽である。一言で言えばトランスアクションコストの削減。
 これが前近代においては、現代よりも遥かに大きな意味をもっていたのである。ここに着目し、しかもやり遂げたのが清盛を私的に高く評価したくなる一番大きな理由なのじゃよ。
 その理由の第一は、輸送時間。
 博多でおろして、その後海路にするならともかく、もし陸路をとるなら最速で馬なのだからどえらい時間がかかる。とても各都市の需要を鑑みてから小売するヒマなどないだろう。
 第二に、商品の価格。
 輸入品が小売に出されるまでに仲買人を買いするので値段が上がる。しかも上述のように移動速度が遅いので、仲買人としては輸送中の費用がかかる。人件費だけでなく、飼葉や、海路だと海賊に対する「通行料」。すると市場価格が上がる。高級品となり、品数ではなく贅沢品として扱われる。贅沢品のみの交易と消耗品を含んだそれとでは規模が全然異なるのは用意に想像出来る。
 最後に、安全性。
 平安末期の治安は、と言うか基本的に前近代においては中央集権化しない限りガタガタで、山賊だの海賊だのはもちろん、各地方の豪族が勝手に「ショバ代」をとることだってありうるだろう。しかし、貿易港を中央が監視しやすいところにもってくることで、また平氏政権が瀬戸内海を武力を背景に鎮めることで、輸入品を搭載した外国船をそのまま近畿まで持ってくることが出来る。
 欲しいモノが基本的にはいつでもどこでも手に入る現代ではどれも当たり前のことだが、これを12世紀に思いつき、かつ成し遂げたことが凄いと思うのである。
 これを成し遂げることが出来たのは、ひとえに清盛の才覚はもちろんのこと、インフラを整備するだけの財力と、それを実行させるだけの武力があったからだろう。作中で清盛のことを「おそろしい」と評しているシーンがあったが、そう、清盛はおそろしいのである。
 また、これは実力主義でのしあがり、またうなるほどの金とうでっぷしで周囲を黙らせることが認められる世となったからこそ出来たことであり、武士政権の誕生とはひとえにそれを意味するのではないだろうか。清盛こそが武士政権の嚆矢とされるゆえんであると考える。
 やっと、今年の1月に書きたいと思っていた感想に近づいてきた気がする。
 ここからが清盛の、そして「大河」の本番であろう。


 等と長々と史実厨よろしく書いて来たが、「これが一番やりたくして仕方がなかったんだろうなあ。よかったなあ。がんばったもんなあ」って思ったら感じ用敵になっちゃってうるうるしてきたらしいですよ。もうドジなはるるんでは合わないじゃろか?いやそうでもないような気もする。
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