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2013-02-17

そこは譲れんよな。

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 ここのところ話数を重ねるごとに主役の影が薄くなる『八重の桜』である。
 今回の主役は容保であろう。
 当時から現代に至るまで人気のある人物である。やりたかないけどやらなばならぬ、という感情の板挟みの中で悲劇に陥るところが日本人の好みにあうのだろう。
 大義のために自分と仲間をどん底に叩き込むけど「ああ、やっちゃった」と反省しながら生きていったところなど、ちょっとツンデレ・・・・・・とは違う気がする。
 んで。
 容保自身は、比較的バランス感覚のある人物であったとされる。わしもそう思う。基本的には可能な限りやばいことはしない。そこんところに孝明天皇も信頼を置いたのだろう。ただし一度ぶちギレたら真面目なだけにどこまでもトんでってしまう感じ。
 では容保のキレどころはどこだったかと言うと、幕府の存続を認めない点だったのではなかろうか。容保は朝廷と親和的であったとされるが、それは朝廷の権威を幕府権力の強化に役立てるためだったと考える。
 今回の放送では、この容保の「ならぬもの」がはっきりと表れていて、個人的に一番の見どころであったのじゃよー。
 さて、朝廷の権威を高めることはとりもなおさず天皇親政を極致とした中央集権化につながる。これは本質的に地方分権である征夷大将軍による幕府型政権とほぼ反対に位置するものである。公武合体の最終形態の一案が旧将軍家を核としたドイツ式の領邦型国民国家とされるのも、そのためであろう。
 容保の先進性は、幕藩体制の解体を認めるものだったのだろうか。将軍家が250年の歴史を持つ伝統ある将軍家ではなくなることを許せるものだったのだろうか。
 あくまで私論だが、容保は、それを生理的な次元で許せなかったと思う。
 周知の通りこの容保の「ならぬもの」が、やがて日本の歴史に大きく影響を与えるわけだが、それは今後の放送を待って論じたい。
 ときに、容保はちーちゃんかなと思ったのだが、主人公がアレだけにどうしてもここにちーちゃんをもってくることは出来なかったらしいですよ。でもこうしてみるといおりんも結構ハマりね。
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genre : アニメ・コミック

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