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2013-10-14

10年は短い。

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 久しぶりに『八重の桜』感想。
 今回気になったのは、10年後の国会開設に対する新島の意識。「やることは多い」と、10年を短く感じているようだった。
 これほんとにそうだと思う。国会は国民が選挙によって選んだ代表が集まって行われるものだが、そも近代的な国民そのものを完成させねばならない。
 この時期の自由民権運動は、民主主義の高まりの顕れではあるものの、他方で政争に敗れた薩長以外の派閥が世論を味方にして巻き返そうとしていたという一面が存在する。もちろん、八重たちのような会津出身者、または旧幕府系の人間にとっても、チャンスであった。こうした中でもどれだけの人間が真の意味で国会開設を望んでいたのか。国民になりきれず、藩にアイデンティティを求める人間たちの苦悩が、近代化の波にどうあらがってゆくのか。国民国家をつくる上で避けられぬ問題である。
 さて。
 国会開設の期限が10年、というのは清末ファンにとっても大きな意味をもつ。
 清朝が国会開設を約束した時も、10年後と期限を定めた。
 これに対し、革命派は長すぎる、と批判した。
 小さな島国でさえ10年でも短いのだ。
 革命派の批判が、世論の支持を得ようとする意図的なものだったのか、それとも本当に10年でなんとか出来ると信じていたのか。はてさて。
 ちなみに、新島のイメージはやはりちーちゃんです。温和とか言われてるけど結構頑固なとこもあるような。そんな感じです。
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