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2008-09-07

「キャプテン エル・ドラまコ」第十八話

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 てなわけで、派手なところは今回でおしまいです。
 あとはトーンを落として、それこそまったりといこうと思います。
 今回はアルマダの海戦と日露戦争との違いについて。似ていると書いたけど、両戦には決定的な違いがあります。何かと言うと、戦後に民衆が「儲けが無いぞ!」と暴動を起こしたか否かの違いです。ご存知の通り、日本では日露戦争の後で国民は「ロシアから何も獲れないぞ!日清戦争の時はあんなに儲かったのに!」と怒り、小村寿太郎を無能呼ばわりしました。しかし、どうやらアルマダの海戦後の淫グラント゛では、そうした反発はなかったようです。考えられる理由は二つ。日露戦争の時日本国内は徴兵制をとっていたために多くの元民間人兵を失ったため、国民がその代償を実感しないと気が済まなかった。しかしこの時期のイングランドはまだ徴兵制ではなく領主ごとの兵役分担制で軍隊ほ構成していたので、そのショックが少なかったことが一つ。もう一つは、戦費の元手の違いかと。日露戦争の時、日本は当然これを増税で乗り切りましたが、当時のイングランドでは各領主が兵役同様分担する他に、ドレイクその他私掠海賊の儲けが国庫に有り、それを費やすことで戦時増税を回避出来たのではないか、という(あくまで)可能性です。どっちにしても、海戦で得られるものは第一に制海権であり、そこに漁場や天然資源を持つ島でも含まれていないと余り儲けが出ない。その傾向は海戦の基本戦術が接舷戦から砲撃戦へと移行するほどに強まった(捕獲船という儲けがなくなってゆく)わけで、イギリスや日本といった島国ではこうした儲けの出難い軍隊をいやでも強化しなきゃいけなかった、というのは私的に何か興味深いものを感じます。尚、もちろん、「儲け」の定義によって話の赴きが変わることは言うまでもありません。
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