2009-03-17

変な話すっけど「のヮの」ってロックじゃよね。

前奏23


 こいつって存在自体がロックじゃよね。
 じゃあロックってなんぞや。
 なんかこれだけでブログの百や二百は炎上しそうな問題じゃね。
 巷ではしばしば「ロックは理屈じゃねえ!」って言われているけど、理屈じゃねえなら実証出来ないし、結局は個人個人の主観によって判断される価値基準の一つでしかなくなる。
 こうなると「だから、それがロックなんだよ!」という考え方もあるのだろうけど、多様性を認めることが現代文明社会人の最低限のマナーと言うことで、私的にロックとは何か理屈で考えてみる。
 そしてわしはこう思う。ロックとは、音楽に限らず自己の思想・信条を既存の価値観や倫理観を(程度の差はあれど)度外視して表現することではないか、と。ここで言う既存の価値観には、芸術表現における定石的手法も含まれる。たとえば、俳句は五七五でなければいけない、とか。
 よって、ロックは自然と反抗的なものとなる。
 反抗的だからロックなのではなく、ロックだから反抗的なのだ。
 さらに言えば、ロックはロックという価値観の一つになった時点でロックとしての機能を失ったのではないか。これは流石に勝手過ぎる議論か。
 さて。以上の私論を前提として本題。
 こいつってロックだよなあ。
 どういう生き物なのか全く解らない上に全裸。
 正体不明の生物ならそれこそエイリアンでもなんでもいいわけだが、それだとただのアウトサイダーなわけで。
 しかしこいつの場合、天海春香というフィクションキャラクターの派生なので、自然と亜人のようなもの、と認識してしまう。
 そうなると、全裸であることに違和感を覚える。特に着色して肌色が強調されるとそれを強く感じる。ましてやネクタイなどを装着して裸の部分を強調すると尚更感じる。
 つまり、こいつはヒトにしてヒトでないのである。
 かと言って、いわゆる漫画・アニメ・ゲームに登場するエルフやアンドロイドとは違う。あれらは設定はともかくとして、キャラクターとしては明らかにヒトなのだ。言葉足らずで申し訳ないが解って頂けると幸甚。
 そんなわけで、なんなんだこいつ。
 なんなのかよく判らない。つまりモンスターの類に近い。でも全裸であることに違和感を覚える。クリーチャーやモンスターであれば全裸でもかまわない筈なのに。
 この違和感の原点が、ヒト型の存在が肌を露出させていることへの倫理的抵抗であることは自明であろう。
 既存の価値・倫理観ではどうにも脳内で上手くカテゴライズすることが出来ない。こいつはもう、最初からこういうやつなのだ、と納得するしかない。既存の価値・倫理感の敗北か。
 人類はこいつを分析・分類することが出来ない。何なのか判らない。
 だから、創作者はこいつをしゃべらせないんだと思う。何なのか判らないものが「こんにちは」や「ありがとう」と言った誰でも解る言葉をしゃべる姿には、全裸であること以上に違和感を覚える。希にしゃべっていても英語が多いことも、この点に関係しているのだろう。
 つまり、我々はこいつとコミュニケーションがとれないし、とりたくない。視線が常にそっぽを向いていることに安堵さえ覚えないだろうか。
 なんてロックなんだ。少なくともわしにとってはとてもロックだ。
 そんなこいつを初めてカラーで描きました。
 とても楽しかったというのが第一の感想です。
 正体不明のロックな生き物とも、人類は解り合えるのかも知れない。
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