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2009-04-06

「桶狭間戦記」の1巻購入。

01_はじめは06


 基本的に漫画は古本で買うわしなのじゃよ。
 ケチ?違う!経済感覚が鋭敏と言ってくれ!!
 言うておくが、わしはいわゆる「しわい」人間ではない・・・と思う。払うべき時は払うし、金で解決出来ることならばそれに頼るのも悪くないと考える。ただし、本当に額面だけの価値が有ると判断した時にしか予算を組まないだけなのである。
 一例を挙げるなら移動手段に対する費用の考え方か。
 わしは海外調査に行く時は極力JAL、又は欧米系、少なくともBAクラスを選ぶ。CAは怖いので避ける。これは命の危険を少しでも軽くするためである。また、国内であっても公用の場合は躊躇無く新幹線等を使用する。時間を短縮し準備や休憩を十分に行うためである。
 一方、遊行の場合は出来るだけ安くあげる。18切符も使うし、宿もなるべく安いところを探し、メシは外で美味いものを探す。ただし体力が無いので18切符で車中泊とかは厳しい。じゃによって自然と移動距離は限られてしまう。まあそれはともかく。
 要は、わしはただ一元的にケチなのではなく、金を出す・出さないの線引きが極めてシビアなのである・・・と、思う。
 みんなそうだよ、とおっしゃられるかも知れないが、わしの場合は恐らく皆様がご想像しているよりも三割増ほど厳しいと思う。
 その証左の一つが、「これは古本で買う」と決めた漫画はテコでも新刊に手をつけないことではないだろうか。どんなに面白くても古本で良いと決めたら絶対古本な。現在進行形で連載が続いていてもそう決めたら古本。
 閑話休題。
 さて。前置きが長くなってしまったが、「桶狭間戦記」である。
 戦国マニアの間で賛否両論喧しく繰り広げられている話題作、『センゴク』の外伝である。
 今日はこの「桶狭間戦記」の1巻を入手した。
 いかにも、わしは「センゴク」関係は古本で買っている。面白い本だが、古本で良いと思っている。この辺は個人の嗜好の問題なので、どうか気を悪くしないで頂きたいのじゃよ。
 ほいで、ようやく今日の日記の本題、「桶狭間戦記」1巻の感想について、以降述べる。
 個人的に面白かったのは、本編よりも経済政策史的な側面に着目している点である。
 戦国時代が小氷河期であったと言うのは、一応業界では通説である。
 その中で農業生産力の向上だけでなく商業の活性化とそこから得る現金収入を重要視した点で織田信秀がエポックメイキングな人物、という評価もまた然りだが、今回はこの点について大変解り易い解説がなされている。入門講義でなら参考のプリントに使っても面白いかも知れない。
 某所でも書いたのだが、まさしく織田信秀・信長政権の経済基盤は現金収入であり、その現金とは永楽銭であった。だからこそ、後年鐚銭が増え選銭行為が恒常化してゆく中で信長の経済政策は限界を見せ始めるわけである。そして結局渡来銭を主流とした幣制はほぼ崩壊し、徳川政権が国内銭の流通を計るもののなかなかスピードが付かず、結局米を基盤とした農業経済社会に落ち着くわけだ。
 つまり、「桶狭間戦記」の1巻で語られていることは本編の信長と秀吉のその後にも深く関係して来るのだが、本編がどっちかと言うと軍事史を主軸しているのを見ると、その辺が繋がる可能性は低そうである。
 大規模な軍事作戦を行うには豊かな経済力が必要不可欠であり、個人的に軍事史と経済史は研究領域として近い関係にあると考えている身としては、両者が今後関係し合うようになれば良いなあ、と思うのであった。
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