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2009-11-26

心臓に悪いわw

04_間奏40


 25日必着で出した筈のブツが何故か自宅に。ッッッ!?
 かと思ったら、同じブツでも既に処理が済んだ以前のバージョンでした。
 もうっ、ひやひやさせないでよねっ!(CV:水橋かおり)
 それはともかく。
 某所で「満洲国」について書きこむ機会が有ったので、こちらでもう少しくわしく書いておきたいと思う。
 なんかそれ以前にもどこかで書いた気がするので、もしそうでしたら御容赦。
 先ず、満州という地名はこの世に存在しない。満洲なら有る。清洲や八重洲を清州、八重州と書いてはいけないのと同じである。これは「満」と「滿」のように同義の漢字で字体が異なるのではなく、字の意味そのものが、さんずいの有無で異なる。絶対に満州としてはいけない。
 ・・・・・・この辺の話はぎょうざの満洲について書いた時にしたなあ。
 続ける。
 さて。「満洲国」である。
 満州と言う地名がこの世に存在しない以上、その地方に設立された国、と言う意味では満州国と言う言葉も使えない。満洲国及び「満洲国」は有りうるが。
 だんだんこんがらがって来たが、何が問題なのかと言うと、鍵括弧の有無である。
 この鍵括弧は、「満洲国」を国家と看做す場合にはつけない。日本国やアメリカ合衆国と言う国名に鍵括弧は付けないからだ。
 しかし、「満洲国」をあくまで国家とは認めない場合、これを国名ではないテクニカルタームとして、また史料中の表記から「満洲国」とする。
 さてさて。
 以上のように、いわゆる「まんしゅうこく」の表記には全部で4つのパターンが有ることが理解できる。
 即ち、満州国、満洲国、「満州国」、「満洲国」。
 この内、ありえないのは満州国。しかし一番一般的かも知れない。「まんしゅうこく」の厳密な定義をほっぽっといても許されるような領域であれば許されるだろう。
 次にありえないが、「満州国」。実はこの呼び名、日本の世界史の教科書で使われている。鍵括弧を付けることで言葉に厳密な定義を与えず、とのあえずみんながよく使う呼称なので使いましたよ、と言う逃げ道が見え見えである。醜い。だったらせめて「満洲国」にせんかい。つうか、史料中では「洲」なんだから、やっぱり「州」ではいかんだろう。教科書なんだから。世間の認知と文献的な実証は別の話である。そして歴史学で重んじるべきは絶対に後者だ。
 次に、満洲国と言う呼び方はかなり過激。だってあれを国家として認めることになるのだから。未だ議論が百出している状態なので、ちょっと使うのが怖い言葉である。
 そんなわけで、わしは大体「満洲国」を使う。鍵括弧が付くことで国家か否かの論争に巻き込まれることを回避し、その上史料的にも正しく引用出来ているからだ。
 ところが、教科書に限らずものの本によっては平気で「満州国」と言ってたりする。
 何故かと言うと、実は出版社側では「満州国」を使うことが暗黙のルールだからである。理由については定かではないが、おそらく、歴史認識問題で絡まれた際に「だって教科書がそう言ってるんだもん!」または「違う違う、これはあくまで作業概念としての言葉なのです」と逃げられるようにだろう。
 つまり、「満州国」を使う本とは、作家が実は専門知識を持っていないか、それとも編集に理解が無いか、はたまた編集の方が作家よりも強い状況で書かれたものなのである。
 ちなみに満州国、と鍵括弧もつけないのものは、娯楽としてならばぎりぎりしょうがないけれども基本的には論外と考えるべきだろう。
 一方、「満洲国」とする本は作家が満洲について一定の理解が有り、また編集も同様にズブの素人ではないことの証拠である。
 そして満洲国を使う本には、また違った意味合いで注意が必要なのである。
 ・・・・・・。
 等と偉そうに書いたが、実際、一々地名や人名について厳密に定義しようとなると何も書けないですじゃよね。コロンブスなのかクリストバル・コロンなのか。そもそもカタカナで表記していいのか。
 とりあえず、あれです、「洲」の字のことを知っておくと、関連した本を読む際に、それをどの程度信用するかの指標の一つにはなりますのじゃよ。
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comment

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No title

ありがとうございます。
先日から参考にしている資料だと「満洲」と書いてあるんですが、変換が面倒で横着してしまいました。

No title

どうでもいいことなんですが、一年戦争ってたしか名目上は「独立戦争」だったはずですよね。
ということは、連邦は終戦までまでジオンを国家として承認していなかった可能性があるのでは、と言う考えが一瞬頭をよぎりました。
当時の連邦の公文書に頑なに「ムンゾ」とか書かれてたりするとちょっと笑えるなぁなどと妄想に耽る晩秋でありました。

No title

あ、「独立戦争」にカギカッコうったのはどう考えてもギレンは独立だけじゃ満足しないだろうからな、という解釈によります。
いうまでもなく前線の兵は本気で独立するつもりだったでしょうし、そこで気分を害されたら申し訳ありません。

戯言にてお騒がせ致しましたのじゃよ。

>大艦巨砲主義者様

 いえいえ、こちらこそこうるさいことにてお恥ずかしい限りですじゃよ。
 変換が面倒と言うのは、まだ自発的な選択なので良いじゃないですか。わしなんて昔、変換ミスでへまこいて怒られましたわw
 そう言うところに物凄く厳格なボスなもんで。


>IJU様

 あー、それ面白いですね。おそらく連邦の公文書では絶対に主権国家とは認めないのでしょうな。主権国家同士の戦争として書くと独立を認めてしまいますし。
 鍵括弧に件につきましては全く問題ございません。てか流石だな、と思いました。
 ギレンの場合は侵略戦争ですよね。となると、今の歴史認識問題みたいに侵略性の是非について議論が云々されているんだろうなあ。「V」の頃にはバイアス無しで研究できるようになっているのだろうか。
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