FC2ブログ
2010-09-05

やっぱりひどいヤツだったんじゃね?

04_間奏03


 はいどうも。「MAD」制作では音響の準備も終わり、心安らかに『龍馬伝』感想です。
 今回は二点ほどいじってみたいと思います。
 先ず第一に、幕府がフランスの言いなりだから倒さねばいけない、と言う竜馬のセリフについて。
 前回の感想でも述べたが、そう言い切るのは危険であろう。貿易統制策の主眼が薩英貿易の取り締まりであり、これがフランスの益になるのだとしても、これを直ちにフランスの言いなりと評価することは出来まい。むしろ薩摩が独自に外交を展開することで他の列強に国家主権が複数あるように思われるのを避けたい幕府とフランスの利害が一致したと見るべきだろう。そう考えないとフランスが軍備面の近代化に辺り武器等の資材だけではなく教官等の人材まで派遣したのか、理解出来ない。それは資材を単に売りつけて「後はオレァ知らねえ」のではなく、資材が正しく運用され幕府の軍事面の近代化に役立てられているか監査するためであろう。同様の事例は近代中国における各種契約にも見られる。
 つまるところ、幕府とフランスが単純な搾取関係にあったと見るのは早計だと考えるのである。それに、アジア諸国が近代化する際に列強の後ろ盾を求めずにいられる筈が無い。
 竜馬による幕府の対仏外交批判は、突き詰めると「列強に一切頼らずに近代化して独立を保ちましょう」と言う話である。これ、初期の感情論的な幼稚な攘夷思想とほとんど同じである。
 作中の竜馬の思索は巡り巡ってこんなところに落ち着いてしまったということなのか。
 更に、皮肉めいたことを言うと、竜馬には外国との付き合いを批判する資格が無い。竜馬はあくまで買弁であり、外国資本を倒幕派諸藩に導入せしめたのである。
 薩摩や長州が自分の仲介しているイギリス資本と付き合うのは良くて、幕府が自分の知らないフランス資本と付き合うのはいけない、と言うのはどうしたことか。
 実はこの点を突き詰めると、竜馬と言う人物の真相に近づける気がするのだが、ここでは割愛する。
 とにかく、幕府を倒さなければいけない理由について、余りに第二部とポイントがずれている。
 前回のミスはケアレスミスではなかった。
 おいおい、本格的にやばいんじゃないのか、『龍馬伝』。
 第二に、寺田屋事件が発生した時刻が午前三時ごろとされている点について。
 寺田屋事件で有名なのは、お竜が入浴中に騒ぎに気付き、風呂を飛び出すエピソードである。
 さて。
 ここでわしはふと思う。午前三時に風呂に入っていたのは何故か。
 今でも午前三時と言ったら入浴する時間とは言い難い。ましてや当時では尚更であろう。
 また、風呂を沸かすには大量の薪炭を燃やさねばならない。炊く係もいるし、煙も出るだろう。
 早い話が、あの時代に午前三時に風呂に入るのは非常識な上にハタ迷惑な行為だと思うのである。
 それでもお竜が風呂に入ったのは何故か。
 時刻から察するに、これ、ヤったあとだったんじゃなかろうか。
 ヤったあとで、風呂に入る。誰が炊くのか。竜馬は居室にいたらしいから違う。考えられるのはお登勢か他の使用人、またはお竜本人である。
 女将のお登勢がこの仕事をすることはないだろう。もしお竜なら竜馬は完全に外道である。となると、ここは使用人と考えるべきだろう。
 つまり、お竜はこの時点で、午前三時に風呂に入ろうと思えば使用人に風呂を炊かせられる地位にあったと推測出来る。
 その地位の源泉は、当然、羽振りの良い上客である竜馬の彼女だからだろう。
 結論すると、竜馬とお竜は午前三時ごろまでヤって、その後、眠い使用人に風呂を焚かせ、御近所の迷惑顧みず煙をもくもくたてながら入浴していたことになる。
 ・・・・・・。
 何と言うか、やりたい放題ですなあ。
 敢えて竜馬を弁護するならば、風呂に入りたがっていたのはお竜だけで、竜馬はそれを止めようとしたから風呂に入っていない、と考えることも可能である。
 でも、このぐらいゴーイングマイウェイな方が、私的な竜馬観には近くて、好きである。
 最近の『龍馬伝』感想だとわしが竜馬嫌いのように見えるだろうが、そうではなく、人間なんだからもっとドロドログチャグチャしてる方が楽しく思えるだけなのである。
「僕達は一緒に入っちゃいますもんね。お風呂」
 まっ、まこまこりん!なんて大胆な!!
スポンサーサイト



theme : ヲタク人日記
genre : アニメ・コミック

comment

管理者にだけメッセージを送る

プロフィール

mino

Author:mino
 

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
最近のトラックバック
カウンター