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2010-12-04

明日のために。

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 いよいよ明日、『坂の上の雲』第二部開始である。
 ううー、すげえ楽しみ。
 冒頭の、小さい国が開花期を云々と言うプロローグを思い出すだけで興奮してくるのう。
 んで。
 きっと明日から毎週感想を書くだろうから、自分の脳内を整理するために、またもし拙ブログにお付き合い頂けるならばネタを御理解し易くなればと思い、大体1900年から1901年にかけての東アジアをめぐる国際関係について簡単にまとめておきたい。
 米独仏を一括りにしていたりと荒さが目立つが、ポーツマスの際には嫌でも細分化して話すことになるだろうから今はこのようにすることをお許し願いたい。
 さて。
 日露戦争は東アジアにおける旧孤児と新孤児の対決であった。
 日清戦争(1894年)において日本は孤児となった。三国干渉に見られるように、19世紀末以降の西洋列強の対中外交の基本方針は「貿易>>>(決して乗り越えられない壁)>>>武力制圧」であったのじゃよ。何でかと言うと、清朝の主権を脅かすと清朝自体の存続を危うくし、外交交渉の相手が不在となり、それまでに結んだ諸条約がパーになるからである。各種交渉は基本的に清朝が有利で列強は経済的利益を獲得するに留まるようになってゆく。
 よって、北京に近い海防上の重要拠点である遼東半島を求めた日本にブーイングが飛ぶのは当然であった。
 しかし、三国干渉をきっかけに東アジアの外交情勢は大きく変化する。
 先ず義和団事件によって清朝が排外思想を捨てる。上記の通り西洋列強としてもこれは望ましいことで、清朝政府と列強の関係はその後辛亥革命まで友好を基調とする。ただし国内では相変わらず外国人嫌いが根強く、これを利用して革命派が世論を動かしてゆくことになる。
 日本もまた同様に、実は日清戦争以降は清朝に友好的になっていく。日清戦争によって壊滅した清朝海軍は近代的なそれを目指して再建されようとしたが、その際多くの日本の海軍将校が協力した。例えば『坂の上の雲』の主人公である秋山真之もその一人である。ただしこの日中関係の改善は1905年以降が主であり、上掲図では一応点線とした。
 三国干渉の後に遼東半島を実質的に支配したロシアは、日本に続いて東アジア情勢で孤立することになった。
 かくしてイギリスは東アジアにおける仲間を探すことになるが、ロシアとはクリミア・露土戦争と二度ぶつかっており関係は粗悪。フランスとはアフリカをめぐってケンカ中(1904年の英仏協商まで)、アメリカはそもそも東アジアに拠点を持っておらず艦隊を駐留させることが難しいし何より生理的に嫌だ、と言うことで1902年の日英同盟に向かうこととなるのである。
 そんなわけで、平たく言うと19世紀末以降の東アジアにおいて孤児となる条件とは中国大陸に領土的野心を持ちそれを武力で実現することであった。日本の中国東北部支配が米英独仏からボコボコに嫌われるのもそのためである。おや?米英独仏と言うことは露は?と思われるのが当然だが、実は日露戦争後は東北部の権益を維持するべく協力関係に入るのだが、それは辛亥革命前夜の話なのでまだまだ先のことである。
 ああもう。誰かこの辺「ニ○マス」でやってくれんか。楽し過ぎる。
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theme : ヲタク人日記
genre : アニメ・コミック

comment

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おお、いおりんロシア!!

いおりんのロマノフ朝マジ最高!!
仇なす共産主義者共は下僕たちによって全て血祭りにあげられることでしょう。

なんかそんなイメージですw

 ロマノフ朝のラストと言うと、ヨーロッパ戦線で手一杯なのにその国境線の長大さからいやでも中央・東アジアと関わらざるを得ず、本当は軍費のための増税は革命派を刺激するからやりたくないのにせにゃいかん、と言う矛盾を想起してしまいまして。
 しかもやたらとお金持ち。となると、やはりここはいおりんかなあ、と。
 もしいおりんがアナスタシア妃殿下で且つ御存命でしたら帝国の再興も夢ではないでしょう。
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