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2010-12-27

独・仏が出て来ないが、とりあえず次回へのポイントと言うことでまとめてみる。

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 やっぱり無茶苦茶面白い『坂の上の雲』、その感想なのじゃよ。
 ところで、前回は一言も「感想」と言って無かったようで、まあでもどう見ても「感想」でしたな。
 それはともかく。
 いよいよ日露開戦。日本のナショナリズムの高揚は、その後のポーツマスから帰って来た小村に対する反応からも解るようにほぼ狂気と化していた。
 ではナショナリズムだけが開戦を煽っていたのかと言うと、そんなことはない筈である。
 やはりこれには、当時のロシアが東アジア情勢で仲間ハズレにされていたことも関係していると考えるのが妥当だろう。
 独仏二国がヴィルヘルム二世のおかげで大変ややこしく、これが戦争前後のロシア外交に大きな影響を与えるのだが、作中では扱われていなかったので余り触れないことにする。前回の感想通り、ドイツの積極外交にフランスが警戒していることだけもう一度確認するに留める。されば同じくドイツと接しているロシアは?と言う話である。世界史Bを履修された方には物足りないことかと思われるが、そこは御勘弁頂き筆を進める。
 さて。
 東アジアにおけるロシアの動向を敵視していたのは、第一に日英同盟から解るように東アジアへ艦隊を派遣することが難しくなっていたイギリスである。実はイギリスのアジア艦隊は東インド会社の収入に依拠しておりセポイの反乱以降運用が困難だったりするのだが、それは以前拙ブログにて述べた気がするので深くつっこまないことにする。
 第二に満洲における「パイ」分けに加わりたいアメリカである。あくまで満洲に権益を得ることが目的なので、イギリス程に日本と利害を共にしていない。
 第三に、なるべく隠れるようにしていたが清朝である。当時の清朝は日本を近代化のお手本としていたため親日的であり、また満洲がロシアの独り勝ちになるよりは列強がせめぎ合っている方が好都合なのは言うまでもないのじゃよ。
 こうして見ると、日露戦争と言うが実際にはロシア対日英(清米)と言う構図であったことが解る。
 なんだ楽勝じゃん、と思えるが実際にドンパチやるのは日本である。日本が諸外国による調停に期待していたのもむべなるかな、ですな。ただし、おそらく三国としては「日本が勝てばいいけど負けたら別の手でも考えるか。どうがんばってもバカ勝ちは無いだろうし。」ぐらいの思惑だったんじゃなかろうか。特に米。逆に切羽詰まっていたのはイギリスだろうか。
 さてさて。
 そんなわけで、ついに『坂の上の雲』第二部、完。
 益々面白くなることは火を見るより明らかであろう。
「プロデューサー、もうこれでいいですよ、これをやりましょうよ!!」
 うん。「大河」のことだよね、まこまこりん。もう『坂の上の雲』を見る時はテンプレみたいになってるよね。
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