FC2ブログ
2011-03-20

鱗鎧の発想

20110320.jpg


 もういい加減うんざりされているかも知れないが板金鎧の話である。
 西アジア以東で主流だったのは、小さな板金を鱗状に綴ったものである。これを鱗鎧と呼ぼう。いわゆる「スケイルメイル」としない理由については前回から御推察頂けると思うので割愛。
 鱗鎧も、小さな板金を綴っているため、広義では板金鎧に分類されるだろう。
 これが特に発達したのが中国だと思われる。
 古代中国の甲冑は、向こうの研究によれば極めて西洋甲冑の良く似た板金鎧で、綴り方は日本の縅に近いものだったようである。
 しかし、これが宋代辺りになると明らかに鱗鎧に近づいてくる。どのようなデザインかと言うと、『三国志演義』で武将が着ているようなものである。「三国志」と宋では時代が大きく違う。その理由は、『三国志演義』は元・明のころに完成しつつあったものであり、元・明の人間にとって大昔の鎧とは宋の鎧をイメージさせたからのようである。ん?このことは以前に書いた記憶が有る。とまれ続ける。
 さて、宋の鱗鎧とはどのようなものだったのか。前回に続きショルダー部に注目して考えてみよう。
 メインは無数の鱗状の板金を綴り合わせたものである。綴じ具は板金の内側に隠したように見える。
 そして、その周囲を何かで囲む。これが皮なのか布なのかは使用時期良く解らない。板金がとても小さいので、戦闘中にほどけてバラバラになるのを防ぐための工夫と思われる。あと、肩にパッド状の物を乗せることもあったようだ。
 板金鎧の可動性はもろさと表裏一体である。可動性を高めるために板金を小さくすれば、それだけ綴り合わせる箇所が多くなり、戦闘中にバラける可能性が高まる。宋代の甲冑は鱗鎧の可動性を保持した上で鎧の解体の危険を回避せんとしたものと推測される。
 尚、鱗状の板金であるが、これが四角いこともあったようである。
 どうして西洋的な板金鎧の発想に向かわなかったのか。これも技術的な問題なのだろうか。それとも戦術と関係しているのか。
 解らんところも面白いですな。
 あと、なんでここで春香さんを描いたのかもよう解らんのじゃよ。
スポンサーサイト



theme : ヲタク人日記
genre : アニメ・コミック

comment

管理者にだけメッセージを送る

No title

春香さんかわいいですね

ええ。

 春香さんかわいいです。
プロフィール

mino

Author:mino
 

最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
最近のトラックバック
カウンター