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2011-03-22

兜は首筋で決まるか。

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 兜の話である。
 甲冑にも可動部は必要である。どこに必要かと言うと首筋、特にうなじに、である。
 古来より戦争のメインウェポンはあくまで飛び道具と言えよう。剣や槍を交えるのは決戦時で、被害を最小にするべく、なるべく相手のアウトレンジから攻撃したくなるのは当然なのじゃよ。
 さて、遠距離攻撃から身を守る時にどんな姿勢となるかと言うと、前かがみに縮こまるだろう。しかし、縮こまっていては相手が見えない。よって、前かがみに縮こまりながらも顔は前を向いた姿勢となるのが普通と考える。
 実際に前かがみになりね顔だけ前を向いてみると解るが、首が後ろに倒れる。すると、うなじの皮がたわみ、皺をつくる。
 このうなじの皮と同じで、兜のうなじの辺りのパーツは可動しなければいけない。でないと首を後ろに倒せない。即ち、前かがみにはなれても前を向けない。
 日本では大鎧にしろ当世具足にしろ、兜は耳から下が広がっており、また可動する。更に当世具足では首の前面を守るために可動するパーツを加えた。顔面を守る頬当を着ける場合も有った。素晴らしい。
 中国では基本的に兜は耳の辺りまでを守るものであり、うなじ等は厚手の布で保護していたようだ。ちなみに清朝の甲冑は首まで覆う。
 西洋では、うなじの部分を広くとることで前を向けるようにした。マラサイの頭部に近い。更に顔面を保護するマスク状のパーツが上下に動く。この辺のことは以前に拙ブログで扱ったのだが、一応ここでも書いておく。
 こうして見ると、ほんと、十人十色ですなあ。
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